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師匠と先生は非なるもの、そこから徒然に

 AIによると、「師匠」と「先生」はこのような違いがあるとのこと。

師匠と先生は、次のような点で異なります。

  • 教える方法:先生は論理的に筋道を立てて教えますが、師匠は体験的で 直感的な育成を行うことが多いです。

  • 本義:先生は学び手にとってわかりやすく教えることを本義としますが、師匠は必ずしも教えることを本義としません。

  • 使用場面:師匠や師範は日本の伝統芸術・芸能によく使われます。

 そういえば、かの名作漫画&アニメ「ダイの大冒険」でも主人公ダイの仲間の(というか、実は真の主人公ではないかともいわれるかもしれない?)ポップがこのようなことを言っています。

「おれにとって先生はアバン先生だけだ 先生と師匠は違うんだよ」

「ダイの大冒険」より

  この漫画において、一緒に旅をしながら魔法や理論的なことを教えたのは文字通り「アバン先生」でしたが、物語がすすむ過程で出会い、そこでさらなる修行をつけてくれたのは大魔導士マトリフ。そこでポップはさらなる成長をとげるわけです。ただし、マトリフの教え方は、おそらくアバンのような理論的なものではなく「体でみてやってみて覚えろ!」

 昔でいうならいわゆる「体育会系」の教え方かもしれないですね(-_-;)

 実は、私には大学時代に「師匠」と呼ぶに近い先生と、「先生」としての先生が二人いらっしゃいます。

 後者の方は、いわゆる専攻している学部、学科のゼミの先生。
 西洋哲学の先生であり、学問を教えてくださった先生です(とはいえ、そのころの内容はだいたい忘れてしまっていますが・・・)

 そしてもう一人、「師匠」と呼ぶに近い先生は、簡単にいうならば大学のサークルの先生。
 (※正確にはサークルではないのですが、サークルとしておきます)

 当時はそのサークルの立ち上げ期であり、ご縁があり偶然入ることになった私は、結果として毎週ある曜日の大学内での市民向け講演会の企画運営(の一スタッフ)だったり、市内の他の大学のスタッフの方々との協力のもと講座を開くお手伝い(企画運営)だったりと、

 今から考えると大学時代では普通出来ないようなチャンスもいただき、色んな経験(起業などとは違った意味で)をさせていただきました。
 その先生からは企画はくるけど「具体的にこうしてほしい、してください」ということはあまりなく、かなり学生側の自由度が高かった記憶があります。ただ、放任放置ではなく、肝心なところはやはり先生側が握っている。
 今から思えば、私(もしくは私たち)の未熟さもあり迷惑もかけたかもしれないけど(そして、教育改革の役割がある中とんでもなく忙しかったはずなのに)、色々お世話になったことをふと思い出しました。具体的には思い出せませんが、たまーにはアドバイスもいただいていたような。それでも、
現場での多くはだいたい手探り、自分たちで経験していった気がします。
 先生や、その団体で習った「ファシリテーション」や、組織運営のヒントは、就職してからの店舗運営でも活きましたし、
 そして、今活動しているとあるコミュニティーの運営でも活きていると感じています。

そういう意味では、まさしく

本義:先生は学び手にとってわかりやすく教えることを本義としますが、師匠は必ずしも教えることを本義としません。

 にあたるのかもしれません。

 その「師匠」にあたる先生が実は最近ご栄転されたとのことで東京でパーティーがあったのですが、私は別のところで別の役割をいただいていたため参加できず。

 いつか私も栄転したら会いに行けたらと思っています。

 

                 

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