選挙行こうぜ #2(24年10月)
資料
私見
私が人とのつながりを考え始めたのが2011年東日本大震災。そして、自分で考えて目的意識を持って投票するようになったきっかけは、2013年、三宅洋平の選挙フェス。そしてSEALDsの2015年の安保法案デモ。カジュアルさや、おしゃれさだけでなく、芯のある主張に思えた。私が音楽を少しやる側の人間だったことも彼らに親近感を覚える理由になった。三宅洋平がやったこと、SEALDsがやったことは繋がっているように思うし、その後フリースタイルダンジョンのようなラップバトルの流れの延長で投票を促すようなイベントも同じ流れにあると思う(ダースレイダーの存在もあるだろう)。真剣な熱を感じたし、私もその流れの影響を受けていると思う。一人街宣にも同じ真剣さ真摯さを感じる。三宅洋平を今支持しているかというと支持していないけれども。
一方で、政(まつりごと)ではなく、ただのお祭り騒ぎにしてしまっている層も居るようで、それは残念。政治は身近であっていいし、議論は熱いものだし、届けるために熱量が必要なこともある。ただ、候補者に便乗してお祭り騒ぎをして楽しかったねーで済ませて、散らかしっぱなしで済ませてしまうのは、ただ受け身で頭を使っていないようで違和感がある。この違和感は、折坂悠太が言葉にしてくれたものと同種のものだろう。
選挙も行けばいいってもんじゃない。行くからには、村上総務大臣の言うように、しっかりと頭を使って判断して決めたい。死票になるのは構わないけれど、後悔のない投票をしたいと思う。もちろん、すべてを見抜いて決められるわけではないけれど、一時のノリや熱狂に流されるだけの投票にはならないように。冷静になったときに感じる違和感を見逃さずに。