chat gptにR&Bのコード進行について聞いてみた(24年8月)

質問1:R&Bでよく見られるコード進行5つと、それぞれの進行の70年代以降の代表曲を3曲ずつ教えてください。

質問2:コード進行Xは、ブルース進行の発展といえますか?

"Love" - Musiq Soulchildと、"Adorn" - Miguel、知らない曲でした。どちらもよく名前は見るシンガーだけど、じっくり聴けてない。Musiqは大好きなネオソウル文脈だし、前からもっとちゃんと聞きたいと思ってるんだけどなー。


私見先出し

※Chat GPT回答の正誤確認は、以下に書くjust the two of us以外には行ってませんので、悪しからず。身体に染み着いてる進行ってカノンとI-VI-IV-V(Stand By Me)ぐらいなので、もうちょっといろいろ育てたい…

chat GPT回答への疑問

chat GPTの回答を見て、just the two of usって1625だっけ?43651じゃなかったっけ?と調べてみたらいろいろ勉強になった。わざわざ短調解釈すると2516になる、と。なるほど。↓

4→(5→)1のメジャーケーデンスに平行する、(4→)3→6のマイナーケーデンスが入り込んでるわけです。 6が平行する短調のトニックで、3が短調のドミナントですね。 大枠(骨組み)がメジャーケーデンスになってるので長調って扱いになってるだけで、短調的なケーデンスも含んでるので、実は、そもそもこれをマイナーキーにするとかメジャーキーにするとかいう考えは無いんですよね。どっちも含んでるから。
…大枠部分のメジャーケーデンスを平行のマイナーケーデンスに置き換えて、挟み込まれるマイナーケーデンスを平行するメジャーケーデンスに置き換えることなら出来ますね。 … IIm7→V7→I△7→(♭VII△7 or ♭VII7→)VIm7 ってのが43651進行と長短の意味で対称的なコード進行になったりするんでしょうね。 25176進行あるいは2516進行ですね。 たぶん誰もそんなこと言わないけど。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11238516591

短調だろうといってる記事は確かにある。けど、ブルースペンタをマイナーペンタと読んじゃうようなものかなと思うし、着地がラだからってマイナースケール感はあの曲は薄いとも思うし、コード進行が降りていった着地点を解決とみた方がしっくりくる。↓

私見(仮説)

前置き部分が長くなっちゃったというか、むしろこの話が本題なんだけども、R&Bのメロウ感は、長調短調がわかりにくいとこにあるんじゃないかな、という仮説を素人なりにもってます。ブルースペンタ(ドミbファソbソシb)とマイナーペンタ(ドミbファソシb)が構成音ほぼ同じだったりするのも含めて。7th多用するのは、ブルースペンタの中のブルーノート(ちょっと低い3番目と7番目)を長調スリーコードで拾うためだと勝手に思ってるんだけど、この特に3番目がちょっと低い感じが長調なのか短調なのかをわかりにくくしてると思うし(5番目も低いけど)。

いつどこで解決するか、たどり着くまで分からないというか、「彷徨っているうちにふとたどり着いたところが終着地点だったと気づく」みたいなところが、大人(おっとな~)な雰囲気がするというか。人生みたいですね、とか言ってみたくなる感じというか。その典型が長短混在のjust the two of us/between the sheetsと言ってみたりして。

ChatGPTさんの回答

R&Bのコード進行にはいくつかの定番があります。以下に代表的な5つのコード進行と、70年代以降の代表曲を挙げます。

1. I–V–vi–IV

※jin.b:ベースだけ聞くと学校のチャイムの後半だけど、ずばりlet it be進行。オンコードだとベースで拾えないんだよなあ。聴音的課題。

  • コード進行: C–G–Am–F

  • 代表曲:

    1. "End of the Road" - Boyz II Men

    2. "No Scrubs" - TLC

    3. "We Belong Together" - Mariah Carey

I–V–vi–IVコード進行はブルース進行とは異なります。ブルース進行は通常I–IV–Vの形式ですが、I–V–vi–IVはポップやロックの曲でよく使われる進行で、主に心情的な表現やドラマを生むためのものです。この進行はブルースの発展というよりは、他の音楽スタイルからの影響を受けたものといえます。

2. I–vi–IV–V

※jin.b:Stand By Meのあれですね。BRUNO MARS曲はわかりやすい。

  • コード進行: C–Am–F–G

  • 代表曲:

    1. "Let's Stay Together" - Al Green

    2. "Ain't No Sunshine" - Bill Withers

    3. "Just the Way You Are" - Bruno Mars

I–vi–IV–Vコード進行は、ブルース進行の直接的な発展というわけではありませんが、ブルースと関連性がある音楽の要素を持っています。この進行は、ポップスやロック、R&Bなどでよく使われるもので、特に1950年代のアメリカンポップに見られる特徴的なパターンです。
ブルース進行(通常はI–IV–V)とは異なり、I–vi–IV–V進行ではvi(マイナーコード)が加わることで、より豊かなハーモニックな変化が生まれます。ブルース進行の基本的なコードの変更と追加が、新たな音楽的な表現を可能にしています。この進行はブルースの影響を受けている可能性がありますが、ブルース進行そのものの直接的な発展ではなく、ポップスやロックのコード進行の一部として位置づけられることが多いです。

3. I–IV–V–IV

jin.b:いわゆるブルース進行。意識して聞いたらsuperstitionはめっちゃブルース進行だった。

  • コード進行: C–F–G–F

  • 代表曲:

    1. "Superstition" - Stevie Wonder

    2. "Respect" - Aretha Franklin

    3. "Sir Duke" - Stevie Wonder

コード進行 I–IV–V–IV は、ブルース進行のバリエーションの一つですが、通常のブルース進行(I–IV–V)とは少し異なります。ブルース進行の発展というよりも、ブルースの影響を受けた他のスタイルの進行の一例と考えることができます。どのような文脈でこの進行が使われているかにより、その意義は異なるかもしれません。

4. ii–V–I

※jin.b:ジャズのツーファイブってやつだ。名前は知ってるしfly me to the moonとか枯れ葉とかでしょって知識としてはあるけど、音感として身についてないのよなー。

  • コード進行: Dm–G7–C

  • 代表曲:

    1. "What's Going On" - Marvin Gaye

    2. "I Will Always Love You" - Whitney Houston

    3. "Love" - Musiq Soulchild

コード進行 ii–V–I は、ジャズにおける典型的な進行であり、ブルース進行の発展というよりも、ジャズのハ harmony の一部として発展したものです。ブルース進行とは異なる基盤を持ち、主にジャズやポピュラー音楽でよく使われます。

5. I–V–vi–iii–IV

  • コード進行: C–G–Am–Em–F

  • 代表曲:

    1. "That's the Way Love Goes" - Janet Jackson

    2. "Sweet Love" - Anita Baker

    3. "Adorn" - Miguel

コード進行 I–V–vi–iii–IV は、ブルース進行とは異なる構造を持つコード進行です。この進行はポップスやロックの楽曲でよく見られるもので、特に「I–V–vi–IV」といった形で使われることが多いです。ブルース進行は主に I–IV–V の3和音の繰り返しに基づいていますが、I–V–vi–iii–IV の進行はより複雑で、多くのメジャーやマイナーの和音が含まれています。このため、ブルース進行の発展というよりは、ポピュラー音楽における別のコード進行の形と考えられます。

追加質問:just the two of usのあれは?

あなた:

R&Bの代表的なコード進行として以下の5つを教えてもらいましたが、just the two of usの進行が入っていませんでした。なぜですか?
R&Bのコード進行リスト
・I–V–vi–IV
・I–vi–IV–V
・I–IV–V–IV
・ii–V–I
・I–V–vi–iii–IV

ChatGPT:

「Just the Two of Us」に使われているコード進行がリストに入っていなかったのは、R&Bの代表的なコード進行として挙げられるものに特化しているからです。実際に「Just the Two of Us」のコード進行は以下のようになります:

  • Imaj7 – vi7 – ii7 – V7

たとえば、キーCメジャーの場合だと:

  • CMaj7 – Am7 – Dm7 – G7

この進行は「ii–V–I」進行に似ていますが、ジャズやR&Bでは少し異なるバリエーションや装飾が加えられることがよくあります。リストに挙げられた進行はR&Bの一般的な進行パターンを示しており、特定の曲の進行が含まれていないこともあります。

追加質問2:ブルーススケールとの関係は?

あなた:

以下のコード進行と、ブルーススケールの関係について教えてください。
R&Bのコード進行リスト
・I–V–vi–IV
・I–vi–IV–V
・I–IV–V–IV
・ii–V–I
・I–V–vi–iii–IV

ChatGPT:

ブルーススケールは通常、ブルースやジャズの音楽で使われるスケールで、以下の音から成ります: 1, ♭3, 4, ♯4 (♭5), 5, ♭7。R&Bのコード進行とは異なる役割を持っていますが、共通点もあります。

  1. I–V–vi–IV: これはポップやR&Bで非常に一般的な進行です。ブルーススケールを使ってアドリブを加えると、よりブルージーなニュアンスを出せますが、この進行自体はブルースとは直接関係ありません。

  2. I–vi–IV–V: これも多くのポップソングで使われる進行です。ブルーススケールの音を使用してソロや装飾を加えることで、ブルース的な感覚を出すことができます。

  3. I–IV–V–IV: 基本的な12小節ブルース進行の一部です。ブルーススケールとの相性が良く、ブルースフィールを強調できます。

  4. ii–V–I: 主にジャズで使われる進行ですが、ブルーススケールの代わりに、ジャズのスケール(例: ドリアンスケールなど)を使用することが一般的です。

  5. I–V–vi–iii–IV: こちらもポップスでよく見られる進行です。ブルーススケールの音を使っても良いですが、この進行はブルースとは直接関連が少ないです。

おまけ:ネオソウル限定

同じ質問を〈90年代以降のネオソウル〉に限定してしてみたところ、以下の5つを挙げてくれました。

  1. I-vi-ii-V進行

  2. I-V-vi-IV進行

  3. ii-V-I進行

  4. I-IV-vi-V進行

  5. I-V-IV-vi進行

2と3はR&Bくくりでも出てきましたね。ツーファイブが(3)に加えもう1つ、(1)が増えたのが、ネオソウル感あるかも。(1)はザ・ネオソウルって感じの曲が並んでます。好き。

1. I-vi-ii-V進行

  • "On & On" - Erykah Badu

  • "Brown Sugar" - D'Angelo

  • "Next Lifetime" - Erykah Badu

2. I-V-vi-IV進行(R&Bで既出)

  • "Bag Lady" - Erykah Badu

  • "Lady" - D'Angelo

  • "Just Friends (Sunny)" - Musiq Soulchild

3. ii-V-I進行(R&Bで既出)

  • "Untitled (How Does It Feel)" - D'Angelo

  • "Heaven" - John Legend

  • "Love of My Life" - Erykah Badu

4. I-IV-vi-V進行

  • "Golden" - Jill Scott

  • "The Light" - Common

  • "So Beautiful" - D'Angelo

5. I-V-IV-vi進行

  • "Sweetest Thing" - Lauryn Hill

  • "You Got Me" - The Roots feat. Erykah Badu

  • "Tell Me" - D'Angelo


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