フィルムカメラ再開第3弾・カルディア・ミニ・ティアラ
今回は富士フイルムの カルディア・ミニ・ティアラ(CARDIA mini TIARA)によるフィルムカメラ撮影再開の話をしよう。
1.撮影結果
撮影場所はいつもの清澄庭園と隅田川。レンズが28mm単焦点なので画角はLexio70の広角端とまったく同じで、四隅が暗くなるのも同様だ。写りは透明感があってクリアで好ましいが、逆光には少し弱いかもしれない。
2.富士フイルム カルディア・ミニ・ティアラ とは
カルディア・ミニ・ティアラ は、富士フイルムが1994年に発売したフィルムコンパクト・カメラ。レンズは単焦点28mm F3.5のSUPER EBC-FUJINON、重量は電池(CR2)別で153g。パノラマモード付、フィルムはプレワインディング方式、最短距離は35cm、マニュアルフォーカスモードもある。ボディはアルミ金属外装、DATE(日付写し込み)は2025年まで。
このカメラの一番の特徴は、シンプルな平面で構成される美しい金属外装だろう。カメラを始めようとしている人に見せたら、”これがティアラですか!予想以上に恰好が良いですね”となり、しばし会話が盛り上がった。
3.フィルム・コンパクト・カメラの作法
ティアラのスムーズなボディは、指をおく位置がピッタリ決まらず、持ち方が不安定になり手振れを誘いやすいような。これは私自身への注意でもあるが、「フィルム・コンパクト・カメラは、現代のデジカメと違って強力な手振れ補正などはまったくない。撮影するときは、両手でしっかり持って静かにシャッターを押すのが正しい作法」である。
4.まとめ
ティアラは、いまもクリアな写真が撮れる素晴らしいカメラだ。その扱いに気難しいところもあるが、この造形と質感を見ればそんなことはどうでもよくなる。30年前(1994年発売)のこのカメラが、いまも話題に上ることに納得する。
ところで、このカメラで撮影しようとしたとき思わず背面モニター画面を探してしまった。あわてるとついデジカメの作法がでてしまう。
以上、フィルムカメラ再開 富士フィルム カルディア・ミニ・ティアラ 編でした。
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