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聴き直しヒット曲#3 アバはポップスのスタンダードソング

 アバはスウェーデン生まれの4人組グループ、その活動のピークは1976年から1981年ぐらいで1982年に解散した。世界的に人気があり海外公演も多数行われた。今回の聴き直しはアバそのものでなく、アバの楽曲に関連した映画・グループ・歌手をとり上げてみた。


1.きっかけは映画マンマミーアだった

 アバは、80年代初めにラジオやテレビで流れていたので知っていたが、レコードを買うところまでいかなかった。それでもダンシングクイーン、チキチータ、サマーナイトシティなどは覚えている。

 そのアバを聴き直すきっかけは、2009年に日本公開された映画「マンマミーア」だった。これは1999年にロンドンで舞台ミュージカルと公演されたものを映画化したもの。

2.「マンマミーア」はアバの楽曲で構成されたミュージカル

 ストーリーは、シングルマザーのもとで父親を知らぬまま育った娘が、結婚を機に父親かもしれないと思う三人を呼び寄せたことから始まるコメディタッチのミュージカル。映画タイトル「マンマミーア」もアバの楽曲名だが、このミュージカルはすべてアバの楽曲で構成されており、その総曲数は22になるそうだ。

 シングルマザーの母親役はアカデミー賞女優のメリル・ストリープ、父親役は007で知られるピアス・ブロスナン、英国王のスピーチのコリン・ファース、パイレーツカリビアンのステラン・スカルスガルドの三人、いずれも主役級のベテラン俳優だ。娘役はアマンダ・サイフリット。

3.アバ・トリビュートバンド&カバーシンガー

 映画マンマミーアを見たら、一気にアバをしっかり聴きたくなりベスト盤 ABBA Gold と More ABBA GOLDを購入。さらにアバの楽曲をとり上げているグループや歌手が気になり調べはじめた。

 1)Arrival from Sweeden

 アバのトリビュートバンドは世界中にあるそうで、ARRIVAL from Sweedenはその一つ。彼らはアバと同じスウェーデン出身で、衣装からパフォーマンスまでアバそっくりなグループで世界中で公演を行っている。

 2)Dana Winner

 Dana Winnerは、ベルギーの歌手。彼女は自身のコンサートでアバの楽曲をカバーしている。アバメロディーでの歌声はとても伸びやかで観客も盛り上がり、人気があるようだ。

4.まとめ

 映画マンマミーアは好評だったようで続編となる「マンマ・ミーア!ヒア・ウイ・ゴー」が2018年に公開された。出演陣は10年前の前作とほぼ同じで、新たに祖母役にシェールと若き日の母親役でリリー・ジェームスが加わっている。

 このようにアバの曲は、様々な派生作品を生み出している。カバーする歌手も多く、意外な人をあげればシェールもそうだがU2のボノが歌うSOSには驚く。いまやアバの楽曲は、多くの人々に愛されるポップスのスタンダード・ソングと言えそうだ。

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