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FUJIFILM X30 は欲しいもの全部入りのコンデジ!


1.欲しいもの全部入り

 2014年にFUJIFILMから発売されたコンパクトデジカメX30は、電子ファインダー(EVF)が付いているだけでなく、ディスプレイはチルト式、ズームレンズは28mm/F2から、しかもそれは112mm/F2.8と望遠にしても極端に暗くならない。さらにフィルムシュミレーション機能も付いている。つまり欲しいものが全部入っている。

2.フィルムカメラのような操作感

 初めてこのカメラを手にしたとき戸惑った。電源をONしようにも、そのスイッチが見つからないのだ。じつは電源は沈胴しているズームレンズを回して入れる。よくみると鏡胴に「OFF」の印字があり、手動ズームが電源SWを兼ねていることを示している。

X30の電源SW(OFF状態)

 ちょっと珍しい操作方法だが、高級コンパクトフィルムカメラのCONTAX TVSII でも採用されていた方式だ。

 シャッターボタンが黄色なのは市販のレリーズボタンを付けているから。シャッターボタン部の中心にネジが切られているので、このようなアクセサリーを付けることができる。これもフィルムカメラを連想させる部分だろう。

3.見やすい電子ファインダー

 X30は、X10、X20と続いたシリーズの最終形。先行2機種は光学ファインダーだったが、X30はEVF(電子ファインダー)となっている。このEVFは、解像度が高く(最新のX-T50と同じ236万ドット)で視度調整もつき反応も速いスグレモノ。

4.金属感あふれるボディ

 コンパクトデジカメとしてはボディは少し大柄だが、ぎっしり詰まった機能を思えば許せる範囲だろう。天面と底面はマグネシウム合金製、ダイヤル類も金属製が採用されている。つまり、これはコンパクトながら金属度が高いカメラだ。

5.撮影例

 今回の撮影例は、いずれも冬に見かける木の実。

カリンの実
オリーブの実(天然のドライオリーブになっている)
万両の紅い実

6.まとめ 

 FUJIFILM X30は、充実した機能と優れたファインダーをもち、しかも金属感あふれるボディなど他に類を見ない存在感がある。ちょっと大げさかもしれないが、これはコンデジ開発史に載せるべきカメラだろう。

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