オールドコンデジで撮ってみたいと言われて・・・
「オールドコンデジで撮ってみたいんです」の話に、古いデジカメは画素数も少なく顔認識もないから不便ですよと返したら、「それが面白いんです」とピシャリと言われてしまった。
古いデジカメは、専用電池やメモリーカードがいまは入手できないものがある。それらをふまえて今も使えそうなオールドデジカメを選ぶとすれば、真っ先に思い浮かぶのはKODAK DC3800だろうか。
DC3800は多くの人が紹介記事を書いているので詳しいことは省略するが、このカメラの焦点距離33mmは、これはレンズ付きフィルムカメラ「写ルンです」の32mmとほぼ同じで、しかも画像の縦横比もフィルムと同じ3:2。
さらに操作感も似ていて、「写ルンです」はシャッターボタンを押してからジコジコとフィルムを巻き上げないと次の撮影ができないが、DC3800もシャッター後すぐに次の撮影がすぐできずちょっと待たなければならない。つまり動作がスローなのだ。
このように「写ルンです」との類似点をあげると、DC3800はお手軽なカメラと思いそうだが、2000年発売時の価格は約5万円、実売でも4万円前後したデジカメだった。
なにしろ25年前のデジカメなので、いまも動作するか心配がある。それを確認するため久しぶりに持ち出し撮影してみた。
その結果が下に載せた画像、タイムスタンプをオンにしてあるので画面右下隅に撮影日時が印字されている。
DC3800はAE(自動露出)カメラ、露出補正機能はなくすべてカメラまかせとなる。画素数は200万しかないが、私のパソコンで見る限りでは不満はない。発色はいまだ衰えず、3枚目の縦位置で撮影した青空の画像はかつてのコダックブルーというフレーズを思い出す。
以上、オールドコンデジKODAK DC3800の話でした