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【読書感想文】 頭のいい人が話す前に考えていること

昨日読み終わった本「頭のいい人が話す前に考えていること」(作:安達裕哉)の主要ポイントと感想をまとめてみた。


主要ポイント

この本は2つのパーツに分かれていてる。
1. 頭のいい人が話す前に考えていること
2. 一気に頭のいい人になる思考の深め方

「説明」と「実践」に分けられていると感じた。

Part 1: 7つの黄金法則で「知性」と「信頼」を得よ

①とにかく◯◯するな
人は感情的になると不利益な発言をしてしまうことが多い。一旦、冷静さを取り戻してから発言しよう。

②頭の良さは、◯◯が決める
頭のよさは「学校的知性」と「社会的知性」の2種類存在する。前者は数値で測れるもの(IQ、偏差値)。後者は他者を動かす力。つまり頭のよさは他人によって決められる。そして人は頭の良い人の言うことを素直に聞く。

③人はちゃんと考えて◯◯◯◯人を信用する
頭がよいだけでは信用を得られない。自分のことを考えて努力してくれたと感じた時信頼が生まれる。

④人と戦うな、◯◯と戦え
人の想いの底にある本質的な課題を見極めて物事を考えるべきである。

⑤伝わらないのは、話し方ではなく◯◯が足りてないせい
話が通じない場合は自分の考えが浅かったと思うべき。一回、話を整理して相手の立場になって考えてみる。

⑥知識は◯◯のために使って初めて知性となる
自慢するために使う知識は自己満足にしかならない。必要な時だけに、誰かのために知識を使うこと。「本当に相手のためになるか」考えてから発言する。

⑦承認要求を◯◯◯側に回れ
頭のいい人は行動と結果で自分の優秀さを示し、相手に親切することで承認を得ている。他人からの承認要求を追いかけるのではなく、与える立場にいる。

Part 2: 頭のいい人がしていること

①客観視できる=バカな話し方をしない
自分のバイアスに囚われて少ない情報をすぐ信じてしまうと話が浅くなる。内容を客観視する際、反対の意見や総計データを集めるといい。また言葉を定義しながら話を進めることで認知のズレを防ぐことができる。

②整理できる=深く理解している
話を整理すると理解度が深まり話がわかりやすくなる。そして結論から話すことで、「相手の聞きたい話」をする(相手の聞くスイッチを入れる)。また事実(客観的)と意見(主観的な感想)を分けないで話すと相手の処理スピードが3倍ぐらいかかってしまう。

③傾聴できる=話を整理できる
自分の言いたいことだけを考えてないか。相手の言いたいことを考えながら、一緒に話を整理できると問題解決(意思決定)につながる。

④質の高い質問できる=相手のことを考えてる
相手の立場から考えた仮説を持って質問することで、返信の質も変わってくる。質問する時は必ず、具体的に、今までやってきたことも伝える。まずは何がわからないのか整理すること。

⑤言語化=コスト:「誰」が言語化コストを払っているのか意識する
言語化を負担することで相手じゃなく、自分が(相手のことを)考えたと示せる。言葉を再定義することで新しい視点が生まれる。言語化の質を高めるのに良い習慣。

著書ではもっと深く内容が説明されていて具体例も豊富である。ぜひ読んでみてほしい。

感想

「コミュニケーションは相手が主体だ」と感じた。相手のために深く考えて話を整理すると会話が円滑に進む。そうするにはちゃんと聞くのが大事である。

「なんでSNSってこんなに中毒性が高いんだろう?」と聞かれたことがある。前からそれはAIの学習能力によるレコメンダーシステム(オススメ選別システム)のせいだ!と強く思っていた自分は、つい自分の話に持っていってしまった。相手の話を深く聞いていれば相手がSNS依存症になっているという潜在的な悩みがあったのかもしれない。自分の経験と重ねていかに「相手の話をしっかり聞く」大事さを感じた。


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