貧しくなるために働く労働者
どう考えても私達労働者は貧乏になるために働いているようにしか思えない。
会社員として働く傍らこうやってブログを執筆している現在も色んなことを考えるが、なんとなく分かった気がする。
嫌な仕事を無理して我慢して長時間拘束されて働くから貧乏になる。
労働者が豊かになる要素なんて何一つない。
稼いで消費という無限ループを永遠に繰り返すだけ。
親が労働者ならその子もまた労働者になる。
そして知識や経験の継承は親から子へと受け継がれるから高確率で貧乏な家に生まれた子は貧乏になりやすい。労働者の家に生まれた子どもは親から労働者になる術しか教えて貰えない。
学校は労働者の生産牧場。
お金持ちになる方法も人生を豊かにする方法も教えてくれない。
どうすれば自分の生活が楽になるかなんて絶対に教えない。
話を戻そう。
会社員になるとなぜ我慢できずに金を使ってしまうのか?
私は身を持って体験しているからその気持ちがよく分かる。
通常勤務ですら朝9時から夕方の5時まで拘束される。しかも、残業した日は家に帰って自炊する気力すら残っていない。だから、必然的に外食が増えてしまって当然出費が増える。そうやって一週間を終えたら花の金曜日、土日休みが待っているが、そこで平日に労働で失った時間を必死に浪費するという形で取り戻そうとする。
休日は充実させなければならない。
多くの労働者たちが休日にこぞって行楽地へ出かけるのはこの思考回路が原因だろう。そして、見栄やプライドという感情が更に資産形成を邪魔し彼らを消費活動へと駆り立てる。
もちろん、企業側も儲けないといけないから彼らに消費させるように必死に広告宣伝をする。労働で疲れた心身には手軽で簡単にストレス解消ができる娯楽を提供する。
まるで家畜たちを社会という檻の中で放牧させているようにしか見えない。
辛い現実を一瞬でも忘れさせてくれるモノに社畜たちは依存する。
でも、その効果が切れるととんでもない苦痛が伴い、またそのドラッグを手に入れるために必死に労働に精を出す。だから低賃金で彼らはよく働く。
既存の労働社会は私達を明らかに不幸にしている。
自由や時間を奪い取り、金銭的にも貧しくさせ家族や友達などのプライベートな人間関係を破壊する。そこまでして散々会社組織に尽くさせて使い物にならなくなったら定年退職という形でゴミ箱にポイ捨てする。
これが残酷な現代の労働社会です。
不幸や貧困から抜け出すためにはどうすればいいのか?
なるべく働かないことだ。
働くからカネがかかる。
働かなければお金はかからないのだから。