今の地位や肩書を捨てられるか?
私の勤め先は結構平均年齢が高めなので定年間近の社員や定年を迎える人が頻繁に出てくる。一つの会社にずっと努め続けてきた叩き上げの社員が多かったりする。
そんな人達の特徴として一つ挙げられるのが
必死に会社にしがみつこうとして固執し執着する。
社内での地位や肩書、給与、人間関係に依存しすぎてしまうのが一番大きな問題だと思う。その結果、最終的に何が起きると思う?
自分の人生が疎かになる。
趣味もやりたいことも無い。見つけ方がわからない。
ただ、ひたすら家の近所をゾンビみたいに徘徊しながら話し相手を探すもしくは老人ホームに入ってボケた老人同士でつるんで余計に認知症が加速する。そんな老後を迎える羽目になる。
一つの会社でずっと勤め続けてきた人ほどこういった老後に陥りやすいと思う。
大学卒業して22歳から定年の60歳までの40年近く変化のない毎日を過ごすのはものすごくリスクが高い。クビになることを恐れながら過ごすよりも自ら会社辞めてその都度、人間関係をリセットするぐらいの意気込みで過ごしたほうがいい。
変化を嫌う人は多い。
現状に対する文句や不平不満を言う割には現状維持に努めようとする。これが人間の矛盾しているところ。
時間の経過とともに嫌でも肉体は老化して変化していく。
どんなにあがいたところで必ず変化を起きるし避けることができない。
確かに一番最初に入った会社を辞めるのは多少勇気にいることだし怖いのかもしれない。技術革新、年功序列、終身雇用の崩壊。社会や世界は急速に変わっていく。
定年までずっと同じ会社で勤めることを望んでいたとしてもそれが何らかの要因でできなくなる。それでも終身雇用や年功序列、会社に執着する中年社員はいる。
彼らを見ていて感じたのは
時間軸が止まっている。
令和になった現在でもその人達の価値観は昭和のまま。
情報の更新ができておらず脳みそが少しずつ腐っていくような感覚に近い。
FAX便利なのに何で無くそうとするんだ?
この一言を社内で聞いてゾッとしたのと同時にずっと同じ環境にいるとこういう発想になってしまうんだと感じた。
私は今の地位や名誉を自ら積極的に捨てようと思っている。
どうせ最終的にはなくなるんだから早めに捨てても問題ない。
もしそれらが無くなって人が離れていくなら最初からそんな人間関係なんていらない。何か特定のものに固執や執着しすぎると人生が辛くなってしまう。
社内でしか通用しない偽りの肩書や名誉なんて要らない。
私が欲しいのは自由なんだから。