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「そこ」に当たり続けていた光。「そこ」を守り続けていた愛。

「そこ」に向けられている愛は、
とてつもなく大きかった。

込み上がる涙と共に
その愛を深く噛み締めて、
心新たに朝を迎えた。

例え私1人が
その場所の存在を見失い、

叫びたいほどに
大切だったことを忘れても、

変わらず「そこ」には
愛のスポットライトが
当たり続けていた。

“ああ、あってくれていたんだ”


膝から崩れ落ちる思いだった。
色んな感情が込み上げた。

自らの手で壊し、
失ってしまったと思っていた大切な場所が
知らないところで大きな愛に守られ、

おかえり、と
言ってくれた気がして、
ただただ涙が溢れた。


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いつ訪れても
変わることのない静寂と
全てを包み込むあたたかさが

至るところで絶景を生む
この場所は、まるで、
この世の桃源郷。

訪れた一人一人の目に
精緻な出会いの数々と
尊い一歩道が映る。

どんな後悔も、
悲しみも喜びも微笑みも、
全部が光の中で美しさになる。

そしてまた、
その日の体験すらお土産となり
生きることは続いていく。

私はこの場所を、
ここで起こる反応の全てを、
愛したくてたまらないんだ。

私はそのために
生まれてきたんだった。

思い出した、
思い出したよ。



.
.
.


私が心離れてもなお、
この場所は愛の中で
確かに存在していた。

この場所への
祈りと信念は存在した。

切ないほどに
優しく、強く、守られていた。

それで分かったの。

この場所は、
私1人の場所ではないのだと。

私1人が望む場所ではないのだと。

私1人が
勝手に諦められる場所ではないのだと、
分かったんだ。

共に見たいし、共に感じたい。

というより、
共に見ていく場所だし、
共に感じていく場所だ。

ご縁や無数の導きの先で出会い、
共に心を震わせた人たちと
共に見て感じ合うことでこそ、

形になっていく旅路を、
見ることができる景色を、
私は愛していきたい。

その途中で、きっと、
どうにもならないことや
切ない別れもやってくるかもしれない。

だけど、それでも。


私は愛を見続ける。



出会えたことで
感じれた愛を。

出会えたことで
注ぐことができた愛を。

最後の一滴まで
忘れずに感じ切って、
人生の愛へと昇華すると誓うね。


.
.
.

例え
私が夢を叶えるその瞬間に、

その姿形で
側に在ろうとなかろうと

私は、
私の人生の中にあってくれた
全てを忘れない。

その全てこそ、
私がその日見ている景色を
美しいと思える理由だから。

これまでの出会い、
そしてこれからの出会いにも
感謝と、誓いの気持ちを込めて。

心から、ありがとう。








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