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キャッシュカードを失くしてしまう
近所のスーパーに併設してあるATMにお金を下ろしに行った時のことでした。
財布の中から銀行のキャッシュカードを取ろうとした瞬間、ある違和感に築きました。
いつも財布に入れて置いたはずのキャッシュカードがないことに。
必死になって何度も財布の中身や、鞄の中身を確認しましたが、見つからず。
紛失したことを悟りました。
いくら落とし物をしたからといって「キャッシュカード」を落としてしまうのはもう論外です。
ATMでお金の決済をする際に必須のアイテムであり、その表面にはカード番号が刻み込まれてある貴重品。
日本が安全な国とはいえ、キャッシュカードを悪用されれば取り返しがつきません。
その場で必死に記憶を探りました。過去にキャッシュカードを財布から出した日はいつなのか。その時どんな行動をしていたか。
キャッシュカードを使う場面は日常生活の中でかなり限られているはず。
その時、ふと思い出しました。
ある対面面接で、交通費の引き落としのために銀行口座の番号が必要になるので、何かわ口座がわかるようなもの、通帳の写しなどを持ってきておいてください、と言われていたこと。
その日は通帳を持っていくのを忘れていたため、面接会場近くのコンビニでキャッシュカードをコピー機でコピーしていたことを。
おそらくそのときコピー機からカードを財布へと戻すことを忘れていたのでしょう。
あまりにも馬鹿すぎる・・・。
思いあった瞬間に、すぐにそのコンビニへと電話を掛けました。
2回のコールのあと、電話がつながりました。
「すみません。::月::日;;時ごろにそちらのコンビニに来店した愉悦乃大神と申します。
単刀直入に伺いたいのですが、そちらのコンビニに銀行のキャッシュカードが紛失物として届いていないでしょうか。」
「少々お待ちください」
落ち着いた女性の声でした。
数十秒後、軽快な待機音が鳴りやみ、再度女性の声が聞こえました。
「はい。確認しましたところ、そのようなものが届いています。
特徴などは覚えていますでしょうか。」
「そうですね。そちらのキャッシュカードのほうに名前が印字されいると思うのですが・・・。愉悦乃大神と書かれていませんか?」
「はい・・・、そうですね。とりあえずご本人であることは間違いないと。
念のため、そのほかの特徴は覚えていますでしょうか。色や銀行名などは」
「色は+++色で、銀行名は;;;銀行です。」
「はい。ありがとうございます。一応ご本人様ですね。
こちらの方まで受け取りに来ることは可能でしょうか。」
「申し訳ありません。距離が遠くそちらのコンビニまで行くことが出来ない状況にあります。住所と郵便番号をお伝えしますので、郵送していただくことは可能でしょうか。」
「郵送ですか。キャッシュカードって郵送できるんでしたっけ?
・・・・・・・・はい、それでは普通郵便で郵送させていただきます。
住所はどのあたりになりますでしょうか。」
というように会話が続きました。
一応その後は郵送していただくことになり、それで通話は終了しました。
本来はコンビニまで紛失物を受け取りに行くのがセオリーなのですが、距離が距離なので・・・。
対応いただいたコンビニの方には頭が上がりません。
本当にありがとうございます。
さて、私は現在親と同居している関係にあるのですが、もしも今回のキャッシュカードを紛失してしまい、失くした先のコンビニに頼んでカードを届けてもらった、ということがばれれば説教コース確定ですね。
こればかりは仕方ありません。
なにせ紛失物がキャッシュカードですからね。
その日は一日中生きた心地がしませんでした。
無事にキャッシュカードは届くのか。
怒られることはもう確定しましたね。
本当に馬鹿で救いようのないことをしたものです。