飽きっぽくて気が多いわたしが、30年以上ゆるく続けているもの。
年に数回、ホッケーの試合に出ている。
家の事情や、仕事の都合などで
なかなか練習に行けないので
いつもぶっつけ本番状態(!)で大会に臨むのだけど
そんなわたしでも温かく受け入れてくれて
走って汗かいて笑って
楽しい時間を一緒に過ごせる仲間がいることが
本当にありがたいなと思っている。
わたしがやっているホッケーは
「フロアボール」という
体育館で靴を履いてやるホッケー。
メジャーなスポーツに比べて競技人口が少なく
勝ち上がっていくと全国大会や
世界選手権を目指せるのが魅力。
そして、男女混合チームで戦えたり
年齢制限がないのも
様々な変化を楽しめるいいところだと思う。
一番最初にホッケーを始めたのは小学3年生の時。
クラスメイトに
「女の子がいないと大会に出られないから入って」
と誘われて参加してみたら
その大会が、全国大会で
なんだか勢いに乗って優勝してしまった。
そこから小学生の間
習い事のひとつとして続けていて
中学校では部活に専念。
中学校の卒業式の日に、同級生から
「高校生チーム作るから、またホッケーやらない?」
と誘われて、
高校3年間は部活と両立しながら
大学生になってからも2年生までは続けた。
大学2年の時には
ラトビアでおこなわれた世界大会に
キーパーの控え選手として
たまたま行けることになって
対ロシア戦で5分間だけ試合に出たことがある。
当時の日本選手とは体格差が大きく、
思わぬところからシュートが飛んで来て驚いたが
自分の持ち時間だけは
失点しないようにと必死だったのを覚えている。
でも、世界大会を機に気持ちに区切りがつき
就職で地元を離れたこともあり
ホッケーとは縁遠い生活をしていた。
あれから長い歳月が過ぎ、また地元に戻って来て
息子が自分の母校に通うようになり
息子がクラスメイトに誘われてホッケーを始めた。
当番で顔を出したのをきっかけに
「お母さんもやりましょうよ」と声をかけられ
再開するようになり、今に至る。
(当の息子は部活が忙しくて今はお休み中)
…こうやって書いてみてわかったのだけど
ホッケーに関しては
お誘いをうけて、「やる」って決めているんだな…
飽きっぽくて気が多いわたしでも
ホッケーを細く長く続けられているのは
声をかけてくれる仲間に恵まれているからだな…
と改めて思った。
「運動は、運を動かす」と書くけど
身体を動かすこと自体、健康にもつながるし
リフレッシュにもなるし、気持ちのいいことだ。
そして
こうやって仲間とともに歳を重ねていくことも
なんだかとても尊いことだと思う。
小学生からずっと続けて
チームや地域に貢献している
かつてのチームメイトもいれば
わたしのように
しばらく離れていたけれど
フラッと戻って来る人もいるし
子どもが始めたのをきっかけに
当番で顔を出しているうちに
ホッケーの魅力にハマってしまった大人たちもいて
それぞれが好きなスタンスで取り組めるのも
いいなと思う。
お互いの子どもたちの成長を喜んだり
人生の変化を見守れたりするのも、ありがたい。
いつも声をかけてくれて
温かい時間をともに過ごしてくれる仲間に感謝。
これからも健康に気をつけて
細々と続けていきたいと思う。
(明日は絶対、筋肉痛)