なぜわたしは、一部上場企業を辞めてフリーランスの占い師になったのか その2
こんばんは。壬萃です。
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お客様はもちろん、派遣スタッフの方や
先輩や上司、後輩にも恵まれて
やりがいを感じて、楽しく働きつつも…
会社ではなく、自分の名前で仕事がしたい
自分の好きなことで人に喜ばれる仕事をしたい
時間や場所に縛られず、自由に働きたい
そんな思いが、いつも自分の中に燻っていて…
わたしは
「今やっている人材派遣の仕事は
本当にやりたいことではなく、天職ではない」
という、後ろめたさに似た思いを感じていました。
その後、入社から3年半で
結婚を機に関東へ引っ越すことになり
社内で部署異動をさせてもらいました。
異動に伴い、
わたしの配属は、事務系の派遣部門から
理系研究職の派遣をする専門事業部に配属となり
職種も外回りの営業職から
内勤のコーディネーターになりました。
コーディネーターの主な仕事の内容は、
社内に常駐して派遣登録の方に
電話やメール、対面で
キャリアカウンセリングや仕事紹介をすること。
営業が受注してきた仕事内容を
仕事サイトに掲載して応募に対応したり
就業希望者と面談して
その仕事にふさわしいスキルがあるか見定め
やる気を引き出して営業担当に推し、
就業が決まるまでをサポートする仕事です。
これまで積み上げてきたものと
また異なる分野を担当することになり
職場の環境も大きく変わって
自分の職務の範囲が広がっていきました。
そして、異動して1年。
人間関係にも、仕事にもやっと慣れてきて、
少しずつ実績を作れるようになってきました。
グループ会社と協力して
子連れでも参加できる託児付きのイベントを
自ら企画したり
派遣スタッフの登録対応で土日の出勤もあったり…
責任も増え、仕事は忙しくなる一方でした。
だけど、仕事の充実感とは裏腹に
人の仕事の面倒を見る立場にある自分自身が
「『これ！』と思える自分の道を見つけられていない…本当にこのままでいいのか…」
という、漠然としたモヤモヤを抱えていたのです。
そんな中、縁あって
サザンオールスターズのライブに行くことに。
そこで、ある曲を聴いた時に、
全てがひとつにつながり、
自分の本当の気持ちがわかってしまったのでした。
その曲は…『希望の轍』！
サザンの曲はみんな大好きだったのだけど
『希望の轍』のイントロの音が流れた時だけ、
どばーーーーっと大量の涙が溢れてきて
「わたしの進む方向は、こっちじゃない」
という言葉が
お腹の底からぐわ〜っと湧き上がってきたのです。
自分の本当に進みたい道ではないことは
薄々わかってはいたけど、
こんなに強く心の底から想いが湧いてくるなんて…
そして
本来の自分とは違う道なのに
4年半もの間、本当によく頑張った…！
もう、頑張らなくていいよ
という思いが湧いて来て
もう、これ以上頑張らなくていいと思えたことで
ほっとした安堵感に包まれ
また、涙がどばーっと溢れてきました。
実は、この『希望の轍』は
わたしが毎朝見ていたニュース番組
「めざましテレビ」の
「めざましワールドキャラバン」というコーナーのテーマソングだったんです。
当時、新人アナだった八馬くんが、
世界で頑張っている日本人に
故郷からの手紙を届ける企画で…
それが本当にいいコーナーで
いつも楽しみに見ていたのでした。
あ…調べてみたら本になってる！
今また、改めて読んだらまた、感動しそうだなぁ。
手紙を届けるために、
世界のいろんな国へどんどん行く八馬くんが
勇敢でかっこよかったのと、
そこで出会った世界の日本人の暮らしが興味深くて
すごく記憶に残っている番組です。
10分くらいの短いコーナーなんですが
毎朝ジーンとしていたんですよね。
世界にはまだまだ知らない国があって
そこでも逞しく日本人が暮らしている。
やりたいことを実現している
世界の日本人はもちろん、
手紙を届ける八馬くんや
その手紙を書いた日本の家族のエネルギーが
純粋で眩しくて…本当に素敵だったんです。
『希望の轍』を聴き、
「めざましワールドキャラバン」を見ていた頃
わたしも、そんな純粋な思いを持って
生きたいと思っていたことを思い出したのです。
そして、自分が会社という狭い環境に揉まれる中で
随分とすり減り、小さくなっていたことに
改めて気がついたのでした。
そして、そこから1ヶ月もしないうちに
心を揺さぶられる大きな出来事が起き、
わたしは生き方を見直すことになるのです…
…長くなってきたので、今日はこの辺で。
続きはまた次回にお話しします〜！
人生いとおかし。
じんすいでした♡