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夢でよかった、

授業中、急にどうしてもタバコが吸いたくなった私は、喫煙スペースに行って一服。
知り合いの学生も一人、そのスペースで吸っていた気がする。

さ、授業に戻らないと。

喫煙スペースを出るとき、その知り合いの学生に、「ニオイで先生にタバコ吸ってるのバレるんじゃない?」と言われたが、私は学ランの胸ポケットにタバコの箱をしまい、なんのニオイ対策もせずに授業へ。

そしたら、先生に勘付かれた。
「お前、なんかニオイがするな。
その胸ポケットの厚みはなんだ?」

先生に、生徒指導室に連れて行かれる。

(あぁ…やべぇ…バレちゃった…なんでニオイ消さなかったんだろう…今まで真面目に生きてきたのにこれで高校退学なんて嫌だぁ………)

生徒指導室に入った、かと思いきや、その部屋は生徒指導室ではなかった。
俺を連れて行く先生は、その部屋の奥にある扉を開け私を連れ込んだ。

(なんだ、1つ奥に生徒指導室があったのか。
入ったことないから知らなかったな…)

しかし、その入った先の部屋も生徒指導室ではないらしい。また、奥にある扉の先に連れて行かれた。

部屋に入って、その部屋の奥にまた扉があって、また開けて入って、でもそこは生徒指導室ではなくて……、の無限ループ。

あれ?これって……ゆm

現実世界で覚醒。

あー夢か
確かに、俺がタバコなんて吸うわけねぇ…

あの無限に続く部屋はなんだったんだろう…

退学処分になりそうで本当に焦っていたので安心しました。

夢でよかった…

夢は、自分の記憶が寝ている間に整理される過程で、様々な記憶の断片がランダムに現れる過程で発現するそうです。

でもなぁ…タバコ吸ったことないのになぁ…

生徒指導の先生は俺の知ってる人だったけど

※この話は虚構です※

宅浪はやめとけ