VIX(恐怖指数)の重要性
こんにちわ!講義始めて行きます!
VIX?恐怖指数?初めて聞いた方も何度か耳にしたことがある方も見えると思います!
ネットで調べると以下の様に出てくることが多いです↓
↑初心者の人にはこれ読んでも、さっぱりだし中級者の方も言ってる意味がわかっても、なんでS&P500オプション(米株先物)の値動きから算出された数字が恐怖指数といわれ、投資家達の不安を表す指数、恐怖指数と呼ばれるのかさっぱりですよね!
今日はそういった方へなるべく簡単にVIXが何故、恐怖指数と呼ばれるのか、VIXの重要性、相場への影響など伝えられたらと思ってます!
難しく書いてあるサイトならいくらでもあるのでなるべく簡単に行きます!
S&P500指数について
まずはVIXの計算の元になっているS&P500オプションのS&P500指数について説明します。
アメリカの格付け会社スタンダード&プアーズが選定した優良銘柄500社の平均株価指数です。
この500社に含まれる皆さんの知ってそうな会社は
○Microsoft(情報技術、システムソフトウェア)
○Apple(情報技術、テクノロジーハードウェア)
○AMAZON(消費者裁量、ネット小売りマーケティング)
○VISA(情報技術、電子送金多金融サービス)
○MASTER CARD(情報技術、電子送金多金融サービス)
○P&G(消費者向けステープル、ヘルスケア)
○Intel(情報技術、半導体)
○the Walt Disney Company(通信サービス、映画etc)
○the Coca-Cola Company(消費者向けステーブル、ソフトドリンク)
○Boeing(産業、航空)
○McDonald(消費財、飲食業)
○FORD(消費財、自動社産業)
聞いたことありそうな会社あげましたが、こういう大きな企業が金融、産業、不動産、通信、家庭用品、旅行業色んな業種から500社、選定されて、その500社の株価をもとに算出してる指数がS&P500指数です。
ここで御理解してほしいのが、世界の金融市場、輸入輸出と関わる企業から各家庭の台所事情にまで関わる企業でなりたち、S&P500指数というのは経済の動向と深い関係を持つ指数であることが理解してもらえたらオッケーです!
S&P500オプションについて
S&P500とS&P500オプションについてですが、オプションっていうのは先物取引です。
先物取引っていうのは、例えば値段が変動する商品を1ヶ月後に7万円で買える購入権を500円で買ったとします。
つまり1ヶ月後に8万円に変動してたら7万円で買えるから1万円安く買えますよね。
逆に1ヶ月後に6万円だったら7万円で買っても損なので、500円の購入権を放棄して普通に6万円で買います。
500円の損失ですね!
あとコールプットとあって、この先々決まった金額で買う権利(コール)だけでなく、売る権利(プット)もあります。
この購入権が先物取引ですが、別に利益目的で先物取引をするわけじゃなくて、先々買わなければならないものを、景気動向的の値上がりする可能性が高いので、後から高い金額で買わなくてもいいように、保険として、購入権(買う権利、コール)を購入したり、
今現在、持っている商品が景気動向的に値落ちする可能性があって、売るときに損失を出さなくていいように、保険として、購入権(売る権利、プット)を購入したりします。
S&P500が500社の現在の総合株価指数で、S&P500オプションがS&P500の先物取引ですね。
つまり世界経済と深い繋がりのあるS&P500の今後の動向に対して予見してる人達が深く関わってるのがS&P500オプションです
VIX計算
S&P500オプションの変動率(ボラリティー)から計算されてます。
変動率が上がればVIXも上がる仕組みになってます。
※常に現在の変動率から計算されるもので過去のヒストリカルは計算に含まれてません。
何故、VIXが恐怖指数と呼ばれるのか?
これだけ前置きを置いたら、頭のいい人は既にわかったかもしれませんが、
S&P500は世界中の市場から
各家庭の台所事情まで
深い繋がりのある大企業500社の株価指数
そして
S&P500オプションはS&P500の
先々を予想するプロの人達が参加する取引
大きな変動に対して保険として購入される取引
S&P500オプションの変動率が
大きくなるということは
先々を予想するプロたちの予測が纏まりなく
大きな取引が増えているとうこと
世界情勢の大きな変動に備えて保険として
購入している量が増えているということ
簡単に説明しますと
そのS&P500オプションの変動率が高くなり、そこから計算されているVIX指数が高くなるということは、プロの人達が、世界の市場の大きな変動を今後、予想しているといことになります。
これがVIX指数が恐怖指数と言われる理由です
代表的な例で言いますと
☆リーマンショック
☆911
☆コロナショック
等で、VIX指数は大きく跳ね上がってます。
コロナの際は大きく市場に影響を与える前に
いち早く、VIXが反応し数値をあげていました。
個人的な意見ですが
SNSではファンダメンタルズを
無視してしまう人が多いですが
そういったファンダわからない人でも
VIXは数値で見れるものなので
是非、活用してほしいです!
VIX、日経Vi、VSTOXX、三大恐怖指数
VIXは米国株価先物取引から算出されるため、NY市場が閉鎖されている時間は動きません。
実は日本の日経平均株価先物から算出される日経Vi(日経恐怖指数)
欧州の株価から算出されるVSTOXX(欧州恐怖指数)がありこの3つの市場の恐怖指数を観察することによってオールタイムで恐怖指数を知ることができます。
それぞれで数値的な特色、株価、市場への影響は微妙に違いますのであくまで目安です。
しかし、時間差はあれどこの3つが綺麗に同じ方向へ動いているときは世界経済の恐怖指数として正常に機能している目安となります。
VIXの為替市場への影響
これはあくまで僕の経験からのお話です!
Aの状態、20以下でフラフラしている相場では基本、為替相場は安定し、20近くなると取引量が増え10近く下がると取引量がかなり落ちます。数値的なものだけでなく、前日の変動もかなり影響があります。同じ20でも、前日12から上がってきた20なら元気になりやすいですが、28から落ちてきた20ならかなり元気のない相場になりやすいです。
Bの状態、これはコロナショックの図なので五年十年に一度ですが、まず、20以下だったものが30近く上がり続けると、相場全体はかなり活発になり、相場のアクセルやブレーキが強くなります。
30をそのまま越えると、更に市場は活発になりますし、VIXが上がる理由もファンダ上存在してて明確に投資家が把握しだしてますので、それに関する要人発言、指標発表、相関銘柄の強い値動きに、大きな反応を見せやすくなります。
40を越えると、まさにチキンレースの始まりロンドンフィクスなどでは雇用統計なみの出来高を記録することもあるし、この状態では株価や為替で暴落が起きたとき、ブレーキが効かないので大きな暴落になりやすいです。
50以上からは40以上の状態が更にキツくなっていくという感じで略させていただきます。
Cの状態はBのあと暴落高騰などで調整後の一旦安定した状態なのでVIX指数が30以上あっても、為替は安定し20以下の時の様子になることが多いです。
Dの状態はCと同じくらいの数値ですが安定してたものな上がりだしたので、為替相場も活発になりやすいです。
一応、数値で書きましたが数値というよりは変動を注視してくださいね!長いこと安定期に入るとちょっとした変動でも相場に大きく影響出ますし、長いこと大きな乱高下繰り返すと相場への影響は小さくなりやすい傾向にありますので!
VIXの数値や変動を見ることで為替の戦略を立てたりできます。VIXが少し強いくらいでしたら値幅も取れるし、スキャ逆張りなんかもしやすいですが、VIXが異常な数値を記録してるときは暴発、止まらないナイフ状態にもなりうるので、値ごろ感でここまで来たら逆張りとかやってると簡単に大きな損失を出してしまうし、逆に言えば
VIXの異常な数値を出してる要因を理解して
その要因に絡む要人発言、
速報や相関銘柄の強い動く影響を出すときに
飛び乗れば大きな利益も期待できます。
最後に
久しぶりのノートで上手に書けたかわかりませんが伝わってくれたら嬉しいです。最後の「VIXの為替市場への影響」については僕個人の相場経験での主観ですので!
VIXは今日みだして今日、役にたつものではありません。どういう日とか見るのは急騰くらいで、どういう日ではなくどういう時期としてみるといいとおもいます。相場に違和感を感じたとき気にかけてやるときっとお役にたちますので!
まぁ、ちょっと長いnoteになりましたが最後までお付き合いありがとうございました!みんなの興味なさそうなnoteになってしまいましたが、面白かったよって人だけでいいので、イイネ押しといてくださいね!そのアクションは全て僕のヤル気メーターに相関しますので!
お疲れさまでしたーー!!