9/2オマーン戦を見てのボヤキ

オリンピックが終わり、大騒ぎとなった移籍期間も落ち着き、いよいよ始まったワールドカップ最終予選。初戦を私は昨日見させてもらった。

改めて、日本はやはりアジア各国から追いかけられている国であり、それに対する対策をどう打ち破るのか、といった流れになっていた。この試合においては残念ながら、そういった何かを変えて打ち破ろうという意志が、選手たちからも感じ辛買ったように思う。

盛り上がってきた森保監督解任論。私も昨日の試合を見る限り、そういう声が上がっても仕方ないのかな、と思ってしまう部分はあるが、それでも私は森保さんを支持したい。

初めてのワールドカップ出場を果たしたフランスワールドカップからもう20年以上、日本は常に本大会出場を重ねてきた。その歴代監督の誰が体験しただろうか。国ごとのプロトコルで呼べない選手がおり、練習すらままならないどころか、選手同士のコミュニーケーションを取る時間すら以前に比べて大幅に減らされている代表期間を過ごさねばならない監督など。

解任したとして誰がやりたがるのか。こんな面倒くさいことが増え続けている代表監督など。クラブの監督すら自チームの選手の管理に手こずっているはずである。

森保さんが我々が思う以上に頑固なのか、それとも戦術や選手起用にすらJFAスポンサーが絡んでくるほどなのか、裏の事情はわからない。それとも巷で言われているように、選手の成長にコーチ陣、監督が追いつけていないのかどうかも、我々外から見ている人間にはわからない。

しかし、各選手が口を揃えて「監督に不満はない」と言い続けている以上、我々サポーターから監督人事にあーだこーだ言うわけにも行かないだろう。選手達が望んでいない以上、我々のその言葉は現場の空気に逆行してしまうことになる。

見ていて非常にもどかしく、私でさえ言いたいことはたくさん出てきてしまった試合だが、次の中国戦がどうなるか。最終予選の間はきっちりと試合がこなせるはずなので、監督解任に関してはそのあと考えてもよいのではないだろうか。

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