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日本人はなぜクリスマスを好むのか?



はじめに

こんにちは。日が沈むのも早くなり、コートを手放せなくなってきました。
みなさまもう間もなくクリスマスですね!何かご予定はありますか?

あ、この記事を書いている人(部長)はクリスマスに何の予定もありません^^;

今回は、日本人とクリスマスの関係性について掘り下げていこうと思います。

そもそもクリスマスとは?

そもそもクリスマスとはなんたるか?を考察というか、
確認してみましょう。

クリスマスとは、キリスト教の開祖であるイエス・キリストが生まれたことを祝う日、だとされています。
よく、クリスマスはイエス・キリストが生まれた日なんだ、といった話を耳にしますが、実際にイエス・キリストが生まれた日はわかっていないそうです。


イエス・キリスト
(イラストやからお借りしました)

日本とキリスト教の関係



フランシスコ・ザビエル
(またまたイラストやからお借りしました!)

日本にキリスト教がやってきたのは、戦国時代です。
フランシスコ・ザビエルが日本にやってきて、宣教活動を行いました。

1552年の12月24日にフランシスコ・ザビエルが信徒を集めてミサを行ったことが、はじまりなんだそうです。

江戸時代には禁教令が発令され、鎖国によってしばらく日本はキリスト教と距離を置くことになります。
(隠れキリシタンといってこっそりと信仰している人はいました)

明治になってから禁教令が解除され、少しずつ信徒以外の人々にもキリスト教の文化などが広まっていきました。

明治のなかごろに商業用のディスプレイにクリスマスツリーを飾ったことをきっかけに、広く知られるようになり、それ以降はクリスマスの装飾をしたり、クリスマスっぽい商品を販売したりしていきました。
昭和に入ると、喫茶店やレストランなどでクリスマスメニューが販売されるようになりました。

……と、このように日本ではクリスマスは宗教的な意味で広がったのではなく、商業的な意味で広まりそれが定着したようです。

キリスト教徒のクリスマスの過ごし方

それではキリスト教徒の方はどのようにクリスマスを過ごしているのでしょうか。

クリスマスは12月25日ですが、その前4週間(正確にはクリスマスの4回前の日曜日から)はアドベントという期間になるそうです。
ちなみにアドベントの終了は12月24日の日没なのだとか。

アドベントとは、ラテン語でキリストが来られる、という意味になるそうです。
アドベントに入ると、教会で4本のろうそくを飾り、日曜日になるたびに1本ずつ火をともすそうです。

私たちは12月24日をキリストが生まれたことを祝う日の前夜祭、として認識していますが、キリスト教徒の人々にとっての12月24日はクリスマスの当日としてカウントされます。
というのも、聖書にとっての1日は日没から始まるからなんだとか。

クリスマスイブの主な教会行事としては、
・キャロリング
・クリスマスイブ礼拝
・クリスマスコンサート
があげられます。

キャロリングとは、信者たちが集まって駅前などで賛美歌などをうたうことを指すようです。

クリスマス当日には、クリスマス聖日礼拝やクリスマス愛餐会が行われているようです。
この、クリスマス愛餐会では七面鳥がふるまわれているのだとか。

また、キリスト教圏にある国ではクリスマス休暇というものがあり、クリスマス休暇に家族や恋人と過ごす人が多いのだそうです。

まとめ

正直、日本のクリスマスはキリスト教徒でもないのにキリスト教の人々よりも盛大にお祝い(?)をしていたので疑問に感じていましたが、宗教行事として定着したわけではなく、商業行事として定着しているのなら、なんだか納得できますね。

かなり長くなってしまいましたが、皆様よいクリスマスを!

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