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五省とは?
はじめに
みなさんは五省(ごせい)をご存じですか?
今回の記事のサムネイルに書かれているものを五省といいます。
少しサムネイルだと読みにくいので改めて出しますね。
至誠に悖(もと)るなかりしか
→誠実さや真心、人の道に背くところはなかったか
言行に恥づるなかりしか
→発言や行動に、過ちや反省するところはなかったか
気力に欠くるなかりしか
→物事を成し遂げようとする精神力は、十分であったか
努力に憾(うら)みなかりしか
→目的を達成するために、惜しみなく努力したか
不精に亘(わた)るなかりしか
→怠けたり、面倒くさがったりしたことはなかったか
出典先からもわかるように、この言葉は現在の海上自衛隊と深くかかわりがあります。
アニメ「艦隊これくしょん」と五省
えっ、海上自衛隊とかかわりがあるんじゃないの?と思われた方もいると思います。
この項は純粋にこの記事を書いている人(部長)がしゃべりたいだけなので少しだけお付き合いくださいませ^^;
2015年に放映されていた「艦隊これくしょん」というアニメをご存じですか?
2024年11月現在では、DMMやUNEXTなどで配信を見ることができます♪
そのアニメのなかで「水雷魂」として、五省の一部の言葉が登場していました。
ひたむきにまっすぐに努力を続けるアニメ主人公、吹雪にぴったりな言葉だと感じていましたが、元ネタは海上自衛隊、ひいては大日本帝国時代にさかのぼるわけですね。
提督(艦隊これくしょんのウェブブラウザゲームあるいはアーケードゲームのプレイヤーの総称)である私たちにとっても大切な言葉となりそうです。
海上自衛隊と五省
さて、少し話がそれてしまいましたが、五省の伝統は古く、旧大日本帝国海軍の時代からはじまります。
昭和7年、当時の海軍兵学校の校長が考え出したものです。
日々の各自の行為を反省させて明日の修養に備えさせるため、5ヵ条の反省事項を考え出し、これを日々生徒に実施させました。
その方法は、毎晩、自習終了5分前になるとラッパの合図を鳴らし、生徒はそれによって自習をやめ、机の上を片づけて瞑目静座し、当番の学生が五省を発唱し、各自心の中で反省するものでした。
この伝統は現在の海上自衛隊幹部候補生学校にも引き継がれていて、自習時間が終わると五省を読み上げて心の中で反省をしている様子がこの動画でわかります。
おわりに
五省ができた由来や、その意味を知ると、なんだか背筋が伸びるような気がしますね。
みなさんも各々の目標や頑張りたいことがあるかと思います。
時々でもいいから、五省を思い出して、自分の努力が足りているのか、怠けたりしていないか反省をしていきたいものです。
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今回は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。