青森りんご産業とクラウドファンディング
当農園では、毎年クラウドファンディングにチャレンジしています。
当農園のクラウドファンディングでは、毎年ターゲット(ターゲットという言い方は語弊がありますね…知ってもらいたい人・届けたい人のこと)を少しずつ変えています。
ただ、いずれのプロジェクトも、ただりんごを送って終わりにするのではなく、1年間りんごの木のオーナーになってもらったり、小中学生向けの自由研究セミナーをしたり、何か記憶に残るような体験(コト消費?)をしていただけるようなリターン品づくりを心がけています。
何故なら、ご支援してくださった方々に青森県やりんごを今までよりも身近な存在として捉えていただきたいから。
今、青森県のりんご産業は、外から見れば歴代トップクラスで輸出好調!絶好調!というニュースをよく耳にします。ただ、生産者の高齢化(平均年齢65歳以上)や国内のりんご喫食者層の多くが高齢者ということを考えたら全くウカウカしていられない現状です。
りんごを食べる人が減れば、需給バランスが崩れ、値崩れもおき、それに伴いりんご農家さんも減るでしょう。
りんご農家さんや生産量が減れば、りんごを運ぶ運送会社さんやりんご資材屋さん、りんごの卸売業者さんもドミノ式に減っていくでしょう。
僕は4年前に青森県に移住してきた、生粋の青森県人ではないです。ただ、青森が大好きです。青森のりんごが大好きです。
青森のりんご産業が衰退すれば、今までのような青森や青森りんごではなくなっていくでしょう。
もちろん物事には変化がつきものです。ただ、良くない形で変化していくのは望みではありません。
だからこそ、どれだけの効果を出せているのかはわからないですけど、毎年クラウドファンディングを実施して、高齢者のかた、若い方、子どもたち、ペットなど、色んな方にりんごを好きになってもらって、消費量を増やしていきたいと感じています。
少しでも当農園の取組に共感していただける、もしくは手伝ってやるかー、と思ってくださる方々を増やしていけるように。
「俺たちの戦いはこれからだ!」ですが、打ち切り(生産活動維持不可能)にならないように頑張ります。
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