「ワークチェックシート」の仕組み
ホールスタッフの教育と時給査定って困りませんか?
覚えなくてはいけない仕事が多いのに、学生のアルバイトさんで飲食店や働くことの知識も無く、イチから教えていかないといけない…そんなことは飲食店のスタッフ教育では”あるある”だと思います。
もうひとつの問題として各アルバイトさんの時給査定が店長の独断だったり、リーダー格のアルバイトさんからの情報に頼ってしまい、曖昧な査定になってしまいアルバイトさんから不信がられていたりしませんか?
なのでSOHSOHでは面倒なその二つを一度で終わらせられるように一緒にまとめてしまっています。
大まかな仕組み
仕組みとしては二ヶ月に一度、店長とホールスタッフが面談をして、その時に「仕事」や「心構え」に対してのマニュアルを読み合わすことでスタッフに対してマニュアルの定期的なチェックと、やる気、能力を確認しての時給査定を行う感じです。
私たちはそのマニュアルを「ワークチェックシート」と読んでいます。
ちなみにこのワークチェックシートの読み合わせ、いくつかの自己啓発の仕組みを利用しています。
「間を置いた反復」
まず一つ目は「間を置いた反復」です。
人は習慣の生き物なので、定期的に同じ情報が入ってくると"それ”が当たり前だと思うように教育することができます。
逆に言えばどれだけ良い仕組みだったり、良い内容だったとしても習慣付ける反復作業がなければルールの浸透は難しいでしょう。
「教わる人よりも教える人の頭に入る」
二つ目は「教わる人よりも教える人の頭に入る」です。
基本このワークチェックシートを使って店長と面談をするようにしているので、店長はバッチリお店のルールが頭に入ります。
オーナー=店長…というお店はその人がルールや方針を作っているから関係無いかもしれませんが、案外そんなお店ばかりではなくオーナーにお店を任された店長が居て、その店長が教育を任されていたりします。
なので店長もお店のルールや方針に対して曖昧な知識で店長職をこなしていることも少なくないと思います。
お店って店長がしっかりしてたら最悪ほかのスタッフがダメダメでもどうにかなるんですよね。
とにもかくにも店長が大切です。
ということで店長教育にもこの読み合わせは特に役に立ちます。
あと店長だけでなく、SOHSOHでは新人研修の時に「教える先輩スタッフ」と「新人さん」がこのワークチェックシートを何回か読み合わす仕組みも導入しています。
その場合には先輩スタッフに対してワークチェックシートを通じたルールや方針の浸透ができるわけですね。
「責任の所存を明確にする」
もう一つ重要なことが「責任の所存を明確にする」ことです。
例えばホールにお客様が居て、そのお客様に粗相があった時に「誰の責任なのか」が明確にされていないとホールスタッフも責任者(店長)も対応に困ります。
なのでこのワークチェクシートにそれぞれの責任の所存を明確にして、その守備範囲は責任を持って行動してもらうようにする仕組みです。
社会人の方はもう完全に理解されていると思いますが、お給料は「責任を背負う」ことで発生するものです。
責任が曖昧では特に人生で初めて働くような若いアルバイトさんが正しく行動できるはずもありません。
ここを突き詰めるとマニュアルとしてかなり厳しい内容にはなるのですが、「人としての成長」には欠かせない部分なので逃げずに伝えていくようにしましょうね。
進化するワークチェックシートと面談システム
面談のスパンはSOHSOHでは今まで二ヶ月に一度でしたが、コロナ禍になりアルバイトさんがずいぶん減り(コロナ禍前から減っていたのを募集しない状態だったので減ったままになっている)、スパンは見直しの時期に来ていると思っています。
ワークチェックシート自体の内容も面談を始めて10年近く経っていますがSOHSOHが変わっていく流れで随分変わっていっています。
あとワークチェックシートは今までSOHSOHのPCに保存して面談のたびに印刷したりiPadに移動させて読み合わせていたんですが、今後はこのnoteにアップしたものを僕たちSOHSOHのメンバーも使おうと思っています。
なのでその時々の最新のワークチェックシートをここにアップしていきます。
大きく変わる時には過去の分もバックアップとして残していくつもりですが、基本は随時更新で進めていくつもりです。
SOHSOHをオープンして14年目(2021年7月現在)。
10年近い年月を賭けてブラッシュアップしてきた内容は私たちが使っている現時点でもとても価値があるものだと自負しています。
この仕組みと内容が“あなた”と”貴店”のお役に立てることを心より願って…
頑張って良い内容にしていきます。
どうぞよろしくお願い致します。
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