バットマンのテーマを聴き比べ
アニメや映画をちゃんと見たことないんだけど、なぜかテーマ曲だけは馴染み深い。私の好みのブリティッシュ・バンドやそのフォロワーたちが、結構な頻度でカバーしているのだ。ロックバンドに愛されるテレビ主題歌って考えると、ちょっと楽しい。
まずは、きちんとスタジオ録音している、The Who。
1966年。ちょうどこの年にテレビドラマとして放映されたらしい。ノリが良くてバンドアレンジがしやすいからか、当時いろんなバンドがコピーしていたようだ。
The Kinks もライブアルバムのメドレーに挿入している。
1967年のライブ。2:00過ぎからバットマンのテーマが少しずつ割り込んでくる。バンドの熱と黄色い声援がすごい。
オリジナルはこちら。Neal Hefti & his Orchestra and Chorus。1966年。
これは当時から評判になったろうな。バンドにアレンジしやすいのと、TV経由で知名度が高いこと、ロックの定番曲も少なかったから、キャリアの浅いバンドには貴重なレパートリーになっていったのだろうと想像する。個人の想像です。
ベンチャーズも1966年にすぐカバーしていた。さすがめざとい。
エレキギターでやってみたくなる曲調だよね。
少し時を経て、パンクムーブメントの中、The Jam が1977年のデビューアルバムに収録。
ヴォーカル/ギターのポール・ウェラーは The Who や The Kinks のファンを公言しているから、さもありなんな選曲。疾走感が強くて好きだ。
おお、イギー・ポップもカバーしていた!
ラフでアナーキーでかっこえぇ。
最後は、プリンス様。オリジナル曲だけど、ちゃんと「バットマーン」のフレーズを使っています。
ほんとにすごいパフォーマーだなぁ。
しかし、これを聴いたら最後、空耳アワーの名作が寝るまで耳を離れないことでしょう。