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好き、嫌い、好き
きゅうりが苦手という人を時々見かける。
キュウリの他にも、ニンジンやシイタケを苦手な人がいて、なぜ嫌がるのか理解できなかった。いや、理解しようとしていなかったと言った方がよい。
あるとき、嫌いな人は何をイヤがるのだろうと思いながら食べてみたことがある。そうすると、それぞれに特有のにおいがあるということに気づいた。
ニンジンはそれほどにおいが強くないように思っていたが、感覚を研ぎ澄ませるとセリ独特のにおいが確かにある。
しいたけも、独特のにおいがする。私には食欲をそそられる「香り」であるが、そうでない人がいるのもわかる気がした。
キュウリにも青くさいウリ類のにおいがある。カッパにとっては「青くさい」ではなく「さわやかな」たまらない香りだろうが、いちど「くさい」と感じてしまった人は徹底して避けたくなるのだろう。なお、私は手汗をかくので、カッパに近いのかもしれない。
あ。もしかして、キュウリの好き嫌いはカッパとの血縁関係が関係していたりするのではないか。カッパを捕えられれば、いや唾液とかヒレの一部でもいい、遺伝子さえ手に入れば、人間とカッパの近縁関係や、進化の過程でどのように枝分かれしてきたかがわかるはずだ。
今後の研究が待たれ、、、、それはどうでもよい。
味覚の前に、においを感じているものだ。「このにおいが嫌」と感じたら、食べられないだろう。においに対する感覚も、多様性と言って良いのではないか。そう理解すると、好き嫌いもその人の個性だし、可愛らしさと感じなくもない。
なので、タコと柿は、どうか私にすすめないで下さい。