ヒデキにカンゲキ
若い頃に読んだ本を、歳を重ねた後に再び読むことで、全く違う景色に驚くことがある。ああ、ここはこういう意味だったのか、こんなすごい表現だったのかと。
音楽もそういうものなのだと気づかされた。小さい頃からいつも身近に聴いていたはずの曲を、ひさしぶりテレビでじっくり聴く機会があった。こんなにカッコいいのか、すごいことをやっていたのかと驚いた。
西城秀樹に感激である。
物心つく頃には、洋楽と日本のロックなんかを行ったり来たりして、ひととおり聴いて耳が肥えたのだろうか。西城秀樹の歌が抜群にすごいことにシビれた。声質だけでなく歌唱力、パンチ力、そして、シャウトがロックミュージシャンのそれなのである。
気になってWeb上にある西城秀樹の記事を読んだところ、60~70年代の洋楽、特にロッド・スチュワート、ジャニス・ジョプリン、ロバート・プラント(レッドツェッペリン)あたりに影響を受けているとか。そこは私もストライクど真ん中だ。好みのルーツが同じところにあるから、なおさら響いてくるのかもしれない。
それにしても、ステージ上の表情、立ち姿、動き、ポージング、歌の力だけでなくスターとして必要なものをすべて持っているように感じる。
不世出のスターだったんだな。圧巻。
ほれてまうやろ。
NHK「伝説のコンサート」、素晴らしかった。
お陰でブラタモリを見そびれてしまった。NHKよ。