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オレンジのとりこ

先週末に訪れたスーパーでは、みかんの品揃えがガラッと変わっていた。年末までは温州みかんの独壇場であったが、次第に温州みかんが減って、伊予柑が幅をきかせてきた。もうちょっとすると、デコポンが大々的に並ぶのだろう。

店先の果物で季節を感じる。北海道にいるのに、北海道でとれない果物に季節を感じるというのも、おかしなものだが。流通のみなさん、ありがとう。


昨日、ツマが国産のネーブルオレンジを見つけて買ってきてくれた。愛媛産とのこと。これが、ウマいのだ。皮を剥くのに時間がかかるのだが、みずみずしくて味が濃くて、ウマい。新鮮なすごく美味しいオレンジジュースを固めてプリプリさせたような、、、、当たり前か。表現力のなさに、父ちゃん情けなくて涙が出てくる。

とにかく、皮を剥きを頑張る甲斐があるほどのウマさだ。


いつも仕事帰りにはおなかがすいている。おやつを我慢しているからな。えらい。そんな、腹ぺこおじさんが帰りのクルマで、今日は晩ご飯ではなく、ネーブルオレンジのことばかり考えていた。もはや、華麗なるヴィクトリーム様にとってのベリーメロンのようになっていた。

我が家の玄関を開けると、りんご「王林」が。あ、ごめん、りんごのことをすっかり忘れていた。先に買ってあったのに、昨日はネーブルオレンジに目がくらんでしまった。

だがしかし、すまん、今日もネーブルオレンジを食べる。

王林よ、明日食べるからな。許せ。


冬は寒いのがつらいけど、みかん類が食べられるから、やっぱり嫌いになれない。