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とりあえずエゾ
今日も暑くて汗のしたたる一日だった。
「したたる」で思い出した。小学校の校歌が「緑したたる風防の~」という歌い出しだった。
「緑」が「したたる」などという表現は正しいのだろうかと、今更ながら疑問がわいたので調べてみたら、確かにあるようだ。新緑がみずみずしくこぼれるような様、といったところ。
なるほどこれは詩的な表現なのかと思い、いざ自分でも使ってみようと考えたが、どうにも言葉に実感がこもらない。体感できない慣用表現は使うべきではないと悟った。
「緑したたる風防の~」の“風防”は、小学校のすぐそばにあった防風林のことである。植林したものではなく、開拓の際にあった自生林をそこだけ切らずに残したものだと聞いた。いわゆる雑木で、ミズナラやクルミの木があったのを覚えている。
そんな話をしたところ、「北海道にもクルミがあるの?」と、私から見てかなり西国育ちの妻。
あるさ、あるよ、オニグルミ。
「え、小さいんじゃないの? オニグルミって大きいんだよ」
え? じゃあ、エゾオニグルミ。北海道のはとりあえず、エゾってつけておけば間違いないから。だいたいそうだから。
、、、「オニグルミ」でアッテタヨ。