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種池山荘事件 ~第4話~

「はぁはぁ💦💦やっと着いた!!」

拙者は北アルプス三大雪渓⛄の一つである針ノ木雪渓を登って針ノ木小屋に到着しました!!

しかもテント場はなかなかの強風でツェルト⛺の設営に苦労しましたΣ(゚д゚lll)

そして設営を終えると・・・・

「ぷはぁ~~!!(o ̄∇ ̄o)♪」

甚平に着替えて飲み始めるのでした🍺ヽ(*´∀`)ノ

針ノ木雪渓を登っているときに拙者を抜いていったお兄さんも近くでテントを設営していたので声をかけました😁👍

甚平侍 「お疲れ様です~~ヽ(*´∀`)ノ」

お兄さん 「お疲れ様です!! 甚平ですか!?お酒も飲んで🍺お休みモードですね😄」

甚平侍「はい!笑 この格好で自分撮り📸するんです!! さっきは大丈夫でした??」

お兄さん「面白いことやるんですね~~ 僕はこれから蓮華岳に行ってきます。 さっきはありがとうございました!!」

実は前回書き忘れたのですが、お兄さんは僕よりも先に設営開始していたのですが強風のためなかなか建てることが出来ませんでした💦💦💦

そのため拙者がお兄さんのテント⛺が飛ばされないように抑えていたのです。

甚平侍 「いえいえ!!ただ抑えていただけですよ~~😜👍 私もツェルト建てるの大変でした⤵️⤵️」

お兄さん「僕はテント建てるの久しぶりだったので上手く出来ませんでした!!助かりました!!」

甚平侍 「蓮華岳楽しんできてくださいヽ(*´∀`)ノ」

お兄さん 「はい!!」

お兄さんが蓮華岳に向かったあと、甚平姿の自分撮り撮影を開始しました。

「よっしゃ!!写真撮るぞ~~!!(*゚▽゚*)」

パシャ②!!

しばらく撮影をしていると・・・・

「こんにちは!!甚平で自分撮りですか??(^O^)」

少し年上くらいのお兄さんが話しかけてきました。

甚平侍「はい!!笑 この格好で自分撮り📸するんです😁👍」

お兄さん「ははは(^O^)面白いことやるんですね~~✨✨✨」

このお兄さんは「Sさん」という方で、なんと積雪期はバックカントリーもやっている方です⛷️


写真📷も好きな方なのでたくさんお話をさせて頂きました😌✨

そしてSさんとは気が合ったのでこの後SNSでお友達になりました😆✴

その後Sさんと話をしていると、先程蓮華岳に行ったお兄さんが戻ってきました.

「お疲れ様で~~す!!戻ってきました(^O^)」

ここからは3人で有意義な山談義をさせて頂きましたヽ(*´∀`)ノ


皆さん色々な経験をしていて勉強になりました😄✌

「さて・・・そろそろ僕はツェルトの中で休みます~~(^O^) ありがとうございました!!」

拙者は一足先にツェルトに戻って再びお酒を飲み始めました。

本当に絶景のテント場で素晴らしいロケーションです✴✴✴

缶詰めを暖めておつまみにして日本酒を🍶飲みます✨✨✨

たまにトイレに行くついでに景色を眺めながら飲んだりしていると・・・

「お!!甚平ですか!!渋いですね~~!」

「その格好で写真撮るんだ!?面白いね!」

小屋泊のオジさん達からも僕の甚平姿が好評✨✨

たくさんの方に声をかけていただきました😆👍

・・・・・

気が付くと辺りは暗くなって、夜がやってきました。

「酔っ払ったな(^_^;) 最後にトイレに行って寝るか~~」

トイレを済ませて寝袋の中に入りました。

しかし・・・

ビュ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
バタバタバタ!!!

「ちっ・・・うるさくて眠れないや😫💦💦」

この日はツェルトが飛ばされるんじゃないかと思うほどの強風でした💦💦

ツェルトがバタバタと揺れる音でなかなか眠れませんでした


翌日は針ノ木岳の山頂で日の出☀️を見ようと思っていたので参りました(^_^;)

「天気大丈夫かな~~ 多少の崩れはあるだろうけど・・・日の出は期待できそうなんだよな。」

針ノ木小屋のテン場は電波が悪くなかなかスマホでネットに繋げられませんでした。

「あ~!電波悪いな~~(^_^;) 天気図と予想天気図が欲しい・・・」

拙者が写真を撮る時に一番重要視しているのは「天気」です。

どういう時に美しい朝焼け🌄が見れるのか??

あるいはどういう時に雲海⛅が見れるのか??

それらの美しい景色を「偶然」ではなく「必然」的に写真を撮れるようになりたい。

理想としていて目標である写真スタイルであります。

漠然と回数を重ねて山に行けばそのうち美しい景色を見れるかもしれません。

しかし、たくさん山に行くには交通費も時間もかかります💦

そこで利用しているのが気象学を写真に活かすという方法です。

気象学の勉強を始めた理由は登山で気象遭難をしないために始めたものでした・・・

そして

今では安全登山だけが目的ではなく写真撮影に活かせる大切な知識と経験だと思っています。

しかし天気の勉強をしていても天気図や情報が入らないのは厳しいものがあります(^_^;)

「いや~~ 参ったな!!観天望気しかないかな~~」

事前に予想天気図は把握していましたが、念のため最新の状況を手に入れて確認したかったので僕は困りました😓

翌日の天気が悪い☔のであれば無理して早起きする必要は無いのでゆっくり寝て(-_-)zzzから出発したかったのです👍

そんな感じで困っていたのですが・・・

「ん!?電波入ったんじゃね!? 」

うまいこと電波が入った👍

そして天気図や予報を入手することができました😆✌✨

拙者が利用しているのは基本的に気象庁と北海道放送(HBC)です。
それと数値計算での風速が出ている山の天気も利用しています。

「う~~ん(´・_・`) ちょっと難しいなぁ~~」

天気図と天気予報、高層天気図と予想的図を見て確認しました。


この時は実に天候判断が難しいとこでした。

「微妙なところだけど、上手くすれば朝焼けになりそうなんだよな~~🤔」

悩みましたが、疲れているので一旦この日は寝て、日の出に間に合う時間帯に起きて様子をみることにしました。

翌朝・・・・(と言っても真っ暗な時間帯です)

・・・・・・

結局拙者は強風でなかなか寝れませんでした。(;´Д`)

もう少し寝たいところですが、ここは我慢して起きて外を眺めました。

「うん、晴れてるね!!☀️ 日が昇ってくる方角には雲☁️があるな・・・」

周辺は晴れて星🌠も見えているのですが、遠くに雲☁️があるのを確認できました。

上手くすれば綺麗な朝焼けが見れそうな気がするのですが・・・

「衛星画像はどうなってるかな??」

拙者はツェルトから出て電波がつながりそうな場所を探しました。


小屋のトイレの近くで繋がったような記憶があります。

そこで電波が繋がったので赤外画像を確認しました👍

長野県周辺の雲長高度を確認したいためです。


その場合出来れば可視画像も併用して見ればいいのですが、まだ暗い時間帯で可視画像は見ることができませんので赤外画像のみで判断します。

「遠くの雲は高そうだけど、周辺の雲の高さは低そうだな・・・」

上手くすれば雲海も見れるかなと思いました。

さてどうする??
非常に迷うところですが・・・・

「よし!!行こう!!!」

さらに日の出🌄後は天候が悪くなる可能性があったのでどのみち早く出発したほうが良いかなと判断した拙者はこの時点で食事を済ませてツェルトを撤収しました。

準備を済ませた僕は針ノ木岳へ向かいました。

たしか午前3時半頃です・・・

「冷たい!!やっぱ無理か~~~」

この時着替えの時間短縮をするために甚平を着て、その上に服を着て歩いていたのですが・・・


やはり暑くて汗が甚平に染みてしまって体が冷えてしまいました(^_^;)

甚平着たまま歩くのはすぐに却下して普通の服に着替えて再び歩き始めました。

「月🌃が綺麗だなぁ~~」

この時はヘッドライト💡がいらないんじゃないかと思うくらい月🌃が明るくて綺麗でした✨✨

遠くから雲☁️が増えて来たのが気になりますが、おそらく日の出は見れるのではと予想‼️

少しずつ空が明るくなってきたので日の出に間に合うように少し急いで歩きました🚶‍♀💨

そして午前4時40分頃に針ノ木岳に到着しました。

「さて、撮影の準備しなきゃ。 天気はどうかな??」

太陽が昇ってくる方向を見ました

雲は確かに多いです。

でも・・・

僕はこの時すごくドキドキしてきました。

「これ、もしかしたらすごい朝焼けになるかも??」

以前山梨県の河口湖ですごい朝焼けを見たことがありました。



拙者はその時以来美しい朝焼けや日の出を撮りたいと思うようになりました。

そしてこの時河口湖で見た朝焼けの時と同じような高揚感を感じました。

・・・・・・

「もしかしたらあの時の朝焼け以上に綺麗かもしれない??」 

すぐに甚平に着替えて撮影準備に取り掛かりました。

「絶対に失敗するなよ!!シャッターチャンスを逃すなよ!!」

そう自分に言い聞かせて、日の出を待ちました。
この時のドキドキは半端じゃなかったです。

「お??空が赤くなってきた??」

そして・・・・

日の出の時がやってきました。

「あれ?? これ!!!すごいのが来るぞ!!! うぉぉぉ・・・Σ(゚д゚lll)」

第5話に続く

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