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種池山荘事件 ~第5話~


「おお‼️ これは!? すごいのが来るぞぉ~~!!Σ(゚д゚lll)」

針ノ木岳の山頂に到着した拙者は空が赤くなるのを確信しました👍


すぐに三脚を立てて甚平姿に着替えます✨✨✨

拙者は過去に山梨県の河口湖ですごい朝焼けを見たことがありました・・・ 

 

その時の感動が忘れられず「またいつかあの時のような美しい朝焼けを見たい‼️‼️」

と思っていました。

今、まさにその時が近づいてきました!!

それはもうドキドキ💕します


しかし焦りは禁物です!!

空が赤く染まっているのは本当にわずかな時間です。


深呼吸をして、一度落ち着きを取り戻しました。

「よし!!撮るぞ~~!!📸」

空が赤く染まり始めました。

パシャ!!パシャ!! 

美しい朝焼けに見とれながら撮影を続けました。

「やった!!決まったぞヽ(*´∀`)ノ」

綺麗な朝焼けに甚平姿の自分を写しました。
本当に嬉しかったです。

そして拙者はふと後ろを振り返ってみました。


すると・・・・

「おお~~!!あれ剱岳でしょ!?立山も!!あれは黒部湖か!?すげ~~!!」

生で剱岳を見たのはこの時が初めてでした。
立山や剱岳をバックに甚平写真を撮りました。

そして・・・

「ん??天気ヤバそうだな??」

朝焼けが終わると今度は空が不気味な色をしてきました。

拙者の予想ではこの後少し天候が崩れるはずなので早めに移動したほうが良さそうです🤔

すぐに甚平から普通の服に着替えました。

その時1人の登山者が山頂に到着しました。

その方は

・・・

「おはようございます~~!!あ、昨日のお兄さんだ!!」

前の日に登山口付近で出会い、途中まで抜きつ抜かれつのペースで仲良くなったオジさんでした。

・・・・

オジさん「朝焼けすごかったね~!撮れた??」

甚平侍「はい!!甚平に着替えて自分撮りしましたヽ(*´∀`)ノ」

オジさん「面白いことやるんだね~~! あ、フェイスブックとかやってる??」

甚平侍「はい、やってますよ~~!!」

オジさん「良かったらお友達申請しても良いですか??」

甚平侍「はい(^O^)」

この時からオジさんとはフェイスブックでお友達になりました。
オジさんはKさんという方でとても優しい感じのオジさんです。

・・・・ポツ、ポツ

少し話していると小雨が降ってきました。☔

・・・」

Kさん「あれ??ちょっと降ってきましたね??では私はそろそろ行きます!」

甚平侍「あ、僕も行きますよ~~!天気崩れそうだから早めに動いたほうがいいですね。」

拙者とKさんはほぼ同時にスタートしました👍

ここから縦走が始まります😆👍✨
まずはスバリ岳を目指します!!

少し断続的に雨は降っているのですが、気になるほどではありませんでした。

「おお~~!!剱岳を見ながら歩けるのか~~!」

絶景の立山連峰を眺めながらの稜線歩きは気持ちがいいです(^O^)

しかし・・・

ビュ~~~~~~~~~~~~!!!

「寒っ!!(>_<)」

強い風が吹いてきました。
夏でも寒いです(;´Д`)

Kさん「いや~~💦💦私は歳なので膝が痛くて下りは弱いんですよ~~😅」

甚平侍「膝に来ますよね~~(>_<) 無理はしないでくださいね‼️」

下りが弱いKさんを少し心配しながら僕が先を歩きます🚶

そして登り返します・・・⛰️

甚平侍「Kさん大丈夫ですか??」

Kさん「大丈夫です!!ちなみに登りは得意なんですよ~~ へへへ(・∀・)」

まさかの上りで驚異のペースで歩くKさんΣ(゚д゚lll)
そういえば針ノ木雪渓でも早かったな~~さすがトレランやってる人だ!!

軽くちぎられてましたwww


そんなKさんの先を行く後ろ姿がかっこよくてパシャリと撮りました。

そしてスバリ岳へ到着!!


先に着いていたKさんが拙者のことを待ってて僕の姿を撮ってくれました。

この時僕のカメラ📷のレンズが汚れていることに気がついたのでレンズを拭くついでに軽くご飯🍚を食べることにしました👍

甚平侍「Kさん!!ちょっとレンズ拭くついでに休憩するので先に行ってください!!」

Kさん「そうですか(^O^) 楽しかったですよ。 下山したらまた連絡しますね!!」

甚平侍「はい!!ありがとうございました!!」

Kさん「こちらこそありがとう~!またね(^O^)」

こうしてKさんは先にスバリ岳から出発しました。

スバリ岳で休憩していると・・・・

・・・・・・

「おはようございます!!」

前の日にテント場で仲良くなって蓮華岳に行っていたお兄さんが登ってきました😆✨

このお兄さんもかなり健脚です。

お兄さん「お疲れ様です~~!!」

甚平侍「早いですね!笑 」

お兄さん「ちょっと雨降ってるけど景色は良いですね!!」

甚平侍「そうですね!!」

少しお話したあとお兄さんもスバリ岳を後にしました。

「さて、俺も行くかな~~」
 

休憩を終えた僕も出発しました👊


この先は赤沢岳、そしてその先の鳴沢岳を超えていきます

しかし・・・・

この時拙者は想像もしていませんでした。

まさか鳴沢岳付近であんな目に合うなんて・・・・

第6話に続く

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