抽象的な話 上達について

 最近バスケットボールをはじめた。とても楽しい。何が楽しいのかというと単純に体を動かすこと、そして練習して前回できなかったことが次回の練習では(ちょっとは)できるようになることが楽しい。つまりは上達することが楽しい。小中高と運動をしてきたが今回のバスケはこれまでで一番考えて練習をしていると思う。この、考えて練習をして上達するということが楽しいのだと思っている。考えて練習もしくは勉強することを他のことにも活かせないかと思い、考えをまとめてみる。

 考えて練習をして上達する。これをもうちょっと細かくしてみる。まず課題がある。今回はドリブルが上手くなりたいなあと最初に思った。youtubeの動画を見て練習方法を学ぶ。練習でその方法を試してみる。最初はできない。もう一度動画を見る。それと自分で何が違うか考える、もしくは繰り返しやってみる。その動きに必要なことを考える。手首のやわらかさ?ドリブルをつくのは指先か、手のひらか?ドリブルの音が違ったりしているか?軌道は?色々試す。そうするとたまに"いい感じ"な瞬間がある。その瞬間はできてる気がするけど再現できない。できてる時とできていない時で何が違う、どうすれば再現できるか試す。それを繰り返すことである程度できるようになる。そして次にやりたいことを探す。

 上記の内容を書いていてここが大事かもと思ったところがいくつかあった。
①課題(どうなりたいか、ゴール)を決める。
 今回のドリブルが上手くなりたいなあというのは他のメンバーがシュートばかりしているのでドリブルが上手くなれば差別化できるかな?とちょっと思ったぐらいだった。
 別に好きでも向いていなくても興味が湧いたことに対して目標値を決めてそれに向かうようにした。
②その動きに必要なことを考える(課題解決に必要な要素を考える)
 ここは今まであまり重要視してこなかったところだと思う。これまでやってきた他のスポーツというのはだいたい人のいうことを聞いてやってきた。時には本を読んだり、時にはテレビだったり。だが、今回はドリブルであれば手首のやわらかさが必要なのでは?と思い手首に意識を向けたり、いろんな動きを取り入れながらドリブルした方が実戦で活かせるのでは?とか考えた。
 上手い人の真似も大事だけれど課題に対して必要な要素を考えて特に自分に足りないところを重点的にやることが大事だと思った。
③できた瞬間を思い出す
 一度上手くいった瞬間から多くを学ぶようにした。再現するためには何をしないといけないのか。できるときとできないときは何が違うのか。

 簡単にあげたけれど上記3点が今までの自分とは違うと思った。こんなことはよくいろんなところで書かれていたり語られている内容で自分はよく知っているつもりだった。けれど人生振り返れば、人のいうことばかりを聞いてその通りにやっていたなあと思った。 
 ゴールを決めて、現状把握、自分が足りないところは何か、足りないところを補う、伸ばすにはどうすればいいか。特にゴールと足りないところは何か、というところができていないと思ったのでここを意識して勉強などに活かしていこうと思った。

 抽象的な話と書いておきながらめちゃくちゃに具体的な話になってしまった。気をつけよう。最後にこれを書いていてダルビッシュ有選手が言っていた言葉を思い出した。「練習は嘘をつかないって言うけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」自分の努力に嘘を吐かせないように心がける。

 

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