日本ダービー
どーーもーーーバァン
どーーもーーーイェイ
どーも!神保町クラッシャーさぶことさぶです。今日は暑かった。あまりにも。
さあダービーへ。
日本ダービー、つまりは競馬界のお祭り、年に一度のビックイベント、プロ野球で言えばオールスター、暦で言えば大晦日、的な。たぶん違うな。
はいということで、今日は日本ダービーに向かうために、早起き。田村爽と安藤を引き連れ、府中競馬場に向かう。競馬を少しでも嗜む者は、ダービーで勝ちたいと全員思っている。他のG1レースとは違った熱量が、確実にダービーにはある。
徹夜で場所取りのために、竹田くんが並んでいてくれたのだが、「竹田のために早く行こう」とか、そういう気持ちは一切なかった。三人で朝ごはんを食べて、体調を万全に整え出発。竹田からしたら大遅刻。だがそれでいい。それでいいのだ。
暑ちい
ナショグル競馬部は毎年、ダービーの時は芝生に陣地を構えている。暑いのなんの。直接照りつける日光。吹かない風。芝生だから影もない。ただ暑い。上半身はシャツ一枚になり、寝転ぶ。帽子を顔にかぶり、日光を防ぐ。どこもかしこも人でごったがえしている。こうするしかないのだ。耐えるしかないのだ。
さあ競馬だ
平場は適当にやった。100円がけで、マイナス500円ぐらい。よしよし。メインはダービーなのだ。
圧倒的に強い一番人気がいた。強い。強すぎる。戦歴を見ても、人気を見ても、状態を見ても、一着で入ってくるのはこいつしかいない。頼むぞ。というか、一番人気、二番人気、三番人気が圧倒的だ。他の馬が入る余地がない。これでいい。このままでいい。ということで、
一番人気、二番人気の馬連 3000円
一、二、三番人気の三連単 1000円 ×2
計5000円これで勝負だ。かかってこい。俺は絶対に負けない。
レースが始まる
会場総立ち。今日のために集まった11万人。世の中狂ってるな。木村カエラの国家斉唱に聞き入る。さあ始まるぞ。府中競馬場のボルテージはこの日最高潮に。各々が応援するジョッキー、馬の名前を叫ぶ。「頼むぞレーン。お前が一番にならないと話にならん!頼むぞ!」そんな気持ちで応援する。全員そう。
全馬が出走ゲートに収まる。始まる。ゲートが開く。神様どうか。どうか!親の仕送りなんです。親のお金で競馬してるんです。どうか。
結果
一番人気ぶっ飛び。4着。おおはずれ。
終わった。一番人気が飛ぶとか誰も思ってないから。頼むよ。無理だ。反省。悔しさ。羞恥。むなしさ。全てのマイナスの感情が押し寄せる。この自分ではどうしようもない感。もう起こってしまった事実は変えられないという現実。自分の犯してしまった失敗。間違った判断。そうかこれがギャンブルか。ギャンブルなのか。
大きな、大きな敗けではあるのだが、この人の前では霞んでしまう。高島さん
20万逝かれた。今日一日で20万無くなった。
凄すぎる上には上がいる。どんな気持ちで今を過ごしているのだろう。常人なら発狂しちゃうもんな。たぶん。
うん。そりゃぁこの顔にもなるよね。
全員負け
ナショグルの連中は一番人気が飛ぶなんて一ミリも思っていなかったので全員が大負けを食らった。はぁ。溜め息もでちゃうよね。
そりゃぁこの顔にもなるよねパート2。
しかし、不幸の真っ只中に一筋の光あり。竹田が落ちている馬券を拾い集めるという、こじ○行為をしていた。その中になんと!混じっていたのだ!当たり馬券が!竹田のこじ○行為も捨てたもんじゃねえな!
まあ、当たり馬券が落ちていることがおかしい。たまに現金落ちてるしな。おじいちゃんたちが見落としたりしちゃうんだろうな。そういう場所です競馬場は。
とにかくその馬券により、軽く飲めるぐらいの金額は確保できた。負け飲み。負けていようがなかろうが酒はうまいな。明日は来るさ。さあ前を向こう。
日焼け後。あっか!アイアンマンかよ。