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EXPRESS A LIFE vol.7(2025/01/15)
たまきさんの活動再開後、3回目のライブに足を運んできた。
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EXPRESS A LIFE vol.7
2025年1月15日(水) 19:00開演
場所:下北沢ろくでもない夜
<セットリスト>
1:愛と執着
2:ありったけ
3:君の眠る横で
4:瞬く間に
5:はなまる
たまきさんは2024年始め頃から活動を再開された。5年ぶりのライブが11月にあって、そこから12月、今回の1月と、ほぼ月イチで開催されてきた。
再開後初のライブは、たまきさんも緊張してたと思うけれど、私も緊張してたw。2回目の時には、会場が想像以上にこぢんまりしていて、ちょっと圧倒されてしまって、それどころじゃなかったけど、でもたまきさんも少しずつライブの感覚に戻ってらっしゃるんだなと思った。
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今回は、ちょっと不思議な感覚になったというか、はっとしたというか。自分にとって感慨深いものになった。それを書き記しておきたいと思う。
1曲目が「愛と執着」だったけれど、前の2回のライブと聞こえ方が違った気がした。私はライブの撮影をしていたのだが、思わずシャッターを切る手が止まったぐらい。思わずたまきさんの歌う表情を見つめる。ギターを弾く様子を見つめる。歌声に耳を澄ます。何か変わったかな? 今日は座ってでなく立って演奏されてたから? 次の「ありったけ」もやっぱり印象が違った。何でだろうと思いを巡らせても理由はよくわからなかったけれど、はっきりと言えるのは今日の歌は間違いなく私たちにしっかりと届いたということだと思う。
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たまきさんが活動を再開されてから、TikTokによる動画投稿、配信、秋には新しいCDがリリース、ライブ活動も再開、といろんな形で新しい歩みを始めている。もちろん名前が変わっただけでご本人は活動休止前からそのままつながっているんだけれど、今から思えば、ファンの側からすると、活動再開してよかった!という安堵感の影で、その新しい道を私たちリスナーはどう受け止めていいのかが、よく見えていなかった気がする。
昨秋リリースされた新しいCDは3曲入りで「愛と執着」「ありったけ」「はなまる」の3曲が収録されていた。ただ、おそらく活動休止前のたまきさんのCDを知っている方は、私も含めて少なからず戸惑いがあったかもしれない。アコギ1本の弾き語りで、ほぼライブレコーディング(一発録り)のような感じの生々しい楽曲、曲調もバラエティに富んだという並び方ではない。でも歌詞の内容はいかにもたまきさんだし、歌声もたまきさんならではのもの。なぜたまきさんがこういうCDを作ったのか。きっとそれは、オーバープロデュースせず、できるだけ自分が歌うそのままの形で届けたかったからだと勝手に思っていた。理由まではもちろんわからなかったけれど、活動再開後、模索しながらできあがった3曲を、できるだけそのまま届けたかったのではないか。そう思っていた。
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今回のライブで、そのあたりの埋まっていなかったピースに、ヒントをもらった気がした。あのCDを作った私、曲を作った私、そしてステージに立つ私は、休止前からつながってはいるけれど、でも今、ステージに立っているのは2025年の今の私なんだよ、ということに今更ながら気づかされた気がする。活動休止前の残像でも、名前やレパートリーだけの変化ではなはく、今のたまきさんがいた。それは今まで自分たちが知っているたまきさんとはもちろん違う。ここが今、たまきさんが立ってらっしゃる場所なんだ、たまきさんから見えている景色なんだというのが伝わってきた気がした。だから今日の5曲は今のたまきさんならではのパフォーマンスだったし、私たちにそれが届いたということなんだと思う。
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もうひとつ、今回のMCで、活動休止期間の自分について触れられた。実は活動再開後、配信やSNSも含めて、活動休止期間について語られたのは、自分が記憶している限り初めてだったと思う。それはちょっとしたことだったかもしれないけれど、そんな話が出てきたのは意外だった。そしてそうやって自分のことも話せるようになってきたんだなとも思えし、その話を聞いて、自分も素直にそうだったんだって思えた。カッコよくない、ちょっとめんどくさいかもしれない自分だけれど、そんな自分の気持ちを歌ったかもしれないたまきさんの曲たちは、今回のライブでいつも以上に魅力的に響いたんだと思う。そういう意味でも、今回のライブ名のとおり、EXPRESS A LIFEなライブだった。初披露された「瞬く間に」はそんな背景もあったからか、とても印象に残ったし、最後の「はなまる」はいつも以上に沁みた。ちなみにこの「はなまる」は間違いなく今のたまきさんを代表するものになりつつあると個人的に思っている。
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最後に。自分はたまきさんが活動休止前、その活動が少しでも多くの方に伝わるといいなという願って応援していた。活動再開後、応援する気持ちはあったけれど、CDやライブについて、自分の思ったことをSNSなどで発信することにためらいがあった。それは前述のように、たまきさんがなぜまた音楽活動を再開されたのか、自分の中で掴み切れていなかったからだと思う。
でも今は、たまきさんが今の自分を表現したいという衝動からなのかなと受け止めている。そしてそれはとてもステキなことだと思う。だから自分も1人のオーディエンスとして、たまきさんの音楽を楽しみながら、自分が発信したい時に書けたらいいのかなと思っている。
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