会社を辞めてフリーになると「人格のゲシュタルト」が崩壊する。
自分のイメージとは周囲との関係によって脳内で描かれたその時の絵でしかない。他人のイメージも同じだ。
まずは、ゲシュタルトって何?
・ゲシュタルトとは:人の認知は「要素の和」よりも、「全体・まとまり」で捉えられている。ゲシュタルト心理学の基本概念。
・ゲシュタルト原則/法則とは:人の脳は要素の和を省エネして、まとまりごとに捉えることで瞬間的に把握している。特に視覚効果は直感的に理解されるようデザインに利用されている。
・ゲシュタルト心理学とは:人の認識は、要素の和以上に総和が大きいとし、五感による知覚の錯誤(カンチガイ)を研究した。以後の発展は、ゲシュタルト療法として心理セラピーなどに、行動心理学として企業研修などにも使われている。
ゲシュタルトの崩壊とは、
要素を見ると全体が分からなくなるということ
同じ漢字を見つめているうちに、違和感を感じてくる。
同じ字を書き続けているうちに、違和感を感じてくる。
こんな字だったっけ?なんか違う気がする!?という経験ってあるよね。
会社を辞めるとゲシュタルトが崩壊するとは、
つまり、会社員時代の自己イメージとは、環境と他者との関係で構築された「その時の錯覚」を含んでいるから、
実際辞めてフリーになると、「やりたいこと」「その道筋」「今やるべきこと」それぞれをじっくり考えさせられることになると、
なぜやりたかったのか、計画は妥当なのか、今なにやってるんだろう?と分解して見つめているうちに、全体が分からなくなってくるのだ。
今の私って前はそんな感じの人じゃなかった気がする。違和感。
要素に分解すると、「私」が崩壊した。
見通しのリサーチ不足や能力の見間違いなどは修正すればいいことだ。
上手く行かない原因とは違う。
圧倒的な違和感は
このところ感じ続けていた圧倒的な違和感は、悪い頭が一層悪くなり、自分が分からなくなっていて、認知できない。まさしく失認。大きく言うと認知症である。
そうなんだと分って一応すっきりしたのかしないのかも分からないが(笑
ゲシュタルトが崩壊して大変だというわけではなく、モヤッとしているのが晴れて、
面白いな、ということなんですわ。
嫌いだったあの人は、嫌いな部分に注目しすぎ。
嫌いだったあの仕事は、苦手な部分に注目しすぎ。
自己嫌悪は苦手な部分に注目しすぎ。
全体的に見たら普通の人であり、普通の仕事であり、普通の範囲の私であると。シンプルに言うとネガティブ思考じゃないか。
せっかく小心者の私が崩壊したんだから、どうせなら、予想外に、面白く、楽しく再構築しよう!
誰かに「そうなんだよね」のスキを頂けたら有り難いです。
読んで下さって有難うございました。
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