複数の答えの出し方を知ろう
学生の時、数学のテストで「時間の残ってる人は見なおしてね」とか言われてました。
同じ解法をもう一度やって、同じ結果になる、と。見直しOK!
そうでしょうか。。。?
こんな問題があったとしましょう。
123 + 345 = ?
答えはもちろん、468ですが、見直してください、と言われた時に
どんな見直し方をするでしょうか?
①もう一度「123 + 345」をする
②足し算の問題だから、答えから345を引いて、123になるか確認
③桁位置間違ってないかの確認のために、筆算で解いてみる
いろいろあるとは思いますが、①の見直しを①でやっても見直しにはならないですよね。
別の解法でやって、同じ結果が導ければ、正解であろうと思えます。(それでも間違ってることもあるけど)
一つの命題について、複数の解き方を知っていれば、間違いを回避できる可能性は高くなります。
高校の時のテストで確率の問題がありました。
計算して答えは出たのだけれど、なんか不安。
時間も残っていたので、見直しをしようと。
1000以上の全パターンを書き出して、条件を満たすものを数える。
結果が計算したものと合致したので、問題なしと判断。正解でもありました。
答えの出し方は、計算だけじゃなく、泥臭く数える、というやり方もあるわけです。
この考え方、プログラミングでも結構お役立ちです。
満たしたい仕様は一つ。
でも、処理速度重視・ソースコードの短さ重視・自分の美学重視・…で書き方が違ってくるんですよね。
それに、書いてる時のテンションも変わってきます。自分の美学重視すると、見直しまくるので、時間がかかって困る(笑)
閑話休題。
複数の答えの出し方を知っておくと、間違いを回避できる可能性は高いのもありますし、やる気の出るやり方を選べる余裕も出ることも。
一つのやり方を知って満足するのではなく、「他のやり方は無いか?」を考えていきたいですね。
※ちなみにこの記事を書くにあたり、ふと頭に浮かんだのが「ルート2が無理数であることの証明をせよ」の問題でした。
背理法を使っての証明しか知らなかったけど、ここには4通りの証明が記載されています。2つ目以降の証明方法は知らんかったなぁ。。。
※見出しの画像は平成30年度センター数学Ⅰの問題です。