【子どもに教えられたこと】ハラスメントかどうかの基準は相手の目線で考える。
<ある塾の一コマ>
小学六年女子達「○○さん(=私)、学校にチョーきもい先生がいるんですけど。」
私「ふーん、どんな人?」
小六「いつもめっちゃ女子だけを贔屓してくる…禿げてるし。」
小六「友達が、その先生から頭撫でられて、放課後めっちゃ泣いてた!」
私「えぇ…(ドン引き)(禿げているって情報いらなくない?)」
私「でもさあ、お前たち毎時間私に体当たりしてくるでしょ?」
小六「あれは、私らからしてるから良いの!」
ーーー
セクハラ教師の話題は、ここ数年・毎月のようにニュースになっていますし、私も、塾業界で働いていた(今も手伝っています)ため、かなり気にしている問題です。
これほど話題になっているのに、中々無くならないということは、やはり、根本的な・考え方が間違っているような何かが隠れているのではないかと思います。
そんなとき、上記のような話を女子塾生から聞いたため、私なりに「セクハラ教師にならないためには何を気をつけなくてはいけないか」を考えたとき、
1.自分から行動を起こさない
2.生徒を「子供」と見做さない
という二点が重要なのではないかと思います。
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読者の皆さんも薄々感づいていると思いますが、イケメンでも若くも無い私は、(決して私公認ではないのですが)「弄られおじさんキャラ」として扱われており、結構な割合で、塾生から肉弾戦を挑まれます。
それに対して私は「ジャマです。疲れる。あっちに行きなさい。」などと対応するのですが、これと、上記の教師との差・違いを考えると、「誰が主体として起こしている行動か」ということになると思います。
また、社会人となったほとんどの男性は、職場において「女性同僚の頭は撫でません」よね。
そんなことをしたら、きっと次の日から、その職場には居場所が無くなると思います。
子供だと思っているから撫でるのかもしれませんが、同僚女性に対してであれば、撫でる人のほうがかなりの少数だと思います。
ーーー
というように、
ハラスメントのほとんどは、相手方からの視点を考えれば、防げる・発生しないことも多い
のではないかと思った次第です。
こういった経験が、ハラスメント対策が必要な企業への「セミナー内容」や「仕組み作り」のアップデートに役立ちます。
塾の手伝いをしていると、普段の私の業務では触れることが難しい、新しい視点からの意見が得られるのは良いですね。
というか、新入り講師を早く一人前にしないと、私はいつまでも授業の手伝いから抜けられないのでは…? と思う今日この頃です。
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<おまけ・話を横で聞いていた女子高生との会話>
女子高生(=▲▲)「○○さん、今小学生と何の話してたの?」
私「セクハラとか、ずんだとか、激辛についてだけど……」
私「ちなみに▲▲は、どこからがセクハラだと思う?」
女子高生「んー… やっぱイケメン以外がやった場合は全部?」
私「だよな!そう言うと思った!」
~~ 完 ~~
まあ、最後は女子高生らしい答えということで笑
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