【子どもに教えられたこと】カレーパンマンと管理職のあり方
画像は「仙台駅東口から徒歩1~2分、スタバ仙台駅東口店」近くのカレーパンマン像です。
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仙台には、東北唯一のアンパンマンミュージアムがあり、それに付随する形で、仙台駅前各所にアンパンマンのキャラクター石像やタイルを利用した歩道絵などがあります。
アンパンマンだけでなく、メロンパンナちゃん・ドキンちゃん・バイキンマンなど、主要キャラクターの石像も設置されており、特に、新しく整備された東口連絡通路の入口にあるアンパンマン像は、多くの親子連れが記念写真を撮るなど、かなりの存在感を発揮しております。
私の友人も、お子さんが幼稚園児から数年間、アンパンマンミュージアムを訪れるために毎年夏休みは仙台へ家族旅行をしており、毎年ドキンちゃんと2ショットを撮っていたらしいです。
振り返れば私の子供時代も、幼稚園から小学校低学年までは、アンパンマンのシューズ入れ・カンペンなどを使ってた友達がいた記憶がありますから、アンパンマンは人気が長く・深く続いているといえます。
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ただ、広い年代に継続した人気があるアンパンマンですが、初期からの仲間なのにも関わらず、カレーパンマンは大変不遇な扱いを受けていると思います。
仕事柄、仙台駅前を散策することが多いのですが、上記のようにアンパンマンとの記念撮影だけでなく、他のキャラクター像の前でも記念撮影をしている親子連れを何度も見ております。
しかし、カレーパンマン像の前で撮っている親子連れを見たことがありません!…
数年前の映画では、
「一回の失敗であきらめるな!」
「今までやってないことにチャレンジしてすごいじゃん!」
などと、主人公へ励ましの言葉をかけるカレーパンマン。
ただ無条件に助けるだけでなく、対象者のモチベーションを上げるような、人事労務的観点から見ても、とても良いコミュニケーションを取っています。
もっと、日の目を見て欲しいキャラクターです。
まあ、「一人称が俺/おいら」「語尾は~だぜ」「口調はぶっきらぼう」、さらに、「茶色の見た目と口からカレーを噴射する攻撃方法」も、あまり子供に人気の出る要素は無いと言ってしまえばそれまでなのですが…
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こういったカレーパンマンの言動は、昔ながらの管理職と被るところがあります。
昔の管理職のイメージ(理想像)は、
何も言うな!
黙って俺についてこい!
といった、強引に(時には力づくで)、周りを巻き込み引きつれるといった形が多かったです。
ですから、「数十年前の昔の理想の上司というアンケートでは、日本のプロ野球監督が上位に来ることが多かった」と思います。
例えば、野村監督や星野監督はこのイメージに合う監督でした。
ですが、カレーパンマンの不遇さを見ると、こういった管理職(人間)は今の時代にはあまり好まれないような社会になっている感じがします。
上記のような方が、その当時の感じで振る舞った場合、各種ハラスメントと捉えられることも多いのではないでしょうか?
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現在は、私のようなおじさん世代が、各企業で管理職として勤務されていることが多いです。
そうなると当然、年代・世代が違う部下を多数管理することになります。
書店では、「部下を持ったら読む本」「世代の違う部下と円滑なコミュニケーションを取る方法」などのビジネス本が多いですが、
若い部下への対応に悩んだ場合には、その時代に流行っているアニメやマンガで好まれている、年長キャラの性質を真似することが良いのではないでしょうか。
(ちょっとこじ付けのまとめ感がありますね笑)
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