見出し画像

LEDの消費電力を計算する方法と重要な1つのポイントを解説!

LED照明は蛍光灯・白熱灯に代わる照明として現在では公共施設のほぼ100%がLEDに転換するなど、省エネ・エコ効果が注目されています。

「蛍光灯・白熱灯よりも消費電力が少ない」

という話はよく耳にされると思いますが、具体的にどの程度消費電力を削減できるのかというとイマイチ分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで一般家庭での実際の電球の利用場面等を考慮し、消費電力量はLEDと蛍光灯・白熱灯ではどの程度違うのか、電気代はどれくらいコストカットできるのかを解説していきたいと思います。

LEDの消費電力を計算する

画像1

LEDの消費電力は以下で算出されます。

電球のワット数×時間

たとえば、40Wの電球を、5時間(h)使用したとすると、
40W×5h=200Wです。

また、電力料金は通常1KWhあたりで決められています。
(1KWhは1000Wを1時間で消費した場合の料金)

契約している電力会社ごとに料金はことなりますが、標準的な単価である1KWhあたり35円で上記を計算すると以下の様になります。
※40Wの電球を5時間使用した場合の料金
35円×200W/1KWh=7円

ところで、LEDの明るさはルーメンであらわされますが、蛍光灯のルーメンあたりのワット数=電力量は、同じメーカーの照明で比べてみると、どのメーカーのものであってもLEDの2倍以上と言われます。
逆に言うと、蛍光灯は同じワット数であっても、LEDほど明るくない、明るさは1/2以下である、といえます。

つまり、上記の様に、40WのLED電球を利用した場合、同じ明るさの蛍光灯を使おうとすると、80Wの電力量が必要ということになります。
これは、LED照明の2倍の電力消費が必要になるということです。

そして、気になる電気代も、
80Wの蛍光灯の5時間使用料金=35円×(80W×5h)/1Kwh=14円 

と、LEDの同じ時間での使用量の2倍となっています。
というわけで、LEDが蛍光灯の1/2の電力消費量で済むこと、電気代も1/2で済むことが具体的にお分かりいただけたと思います。

LED電球と蛍光灯・白熱電球の電気料金を比較

画像2

こちらではLED電球を実際に部屋のシーリング電灯として使用した場合、電気料金はいくらになるのか検証したいと思います。

部屋の大きさごとにシミュレーションを行うと下記のようになります。
6畳間の例
[条件]
照明は1日6時間点灯、LED照明の消費電力量は38Wh、1KWhあたりの電気料金を35円として算出。

38Wh × 6時間 ÷ 1000 = 0.228KWh
0.228KWh × 35円 = 7.98円(1日あたりの電力料金)
7.98円 × 30日 = 239.4円(1ヶ月あたりの電気料金) 

12畳のリビングの例
[条件]
照明は1日9時間点灯、LED照明の消費電力量は58Wh、1KWhあたりの電気料金を35円として算出。

58Wh × 9時間 ÷ 1000 = 0.552KWh
0.552KWh × 35円 = 18.27円(1日あたりの電気料金)
18.27円 × 30日 = 548.1円(1ヶ月あたりの電気料金)

14畳のリビングの例
[条件]
照明は1日9時間点灯、LED照明の消費電力量を83Wh、1KWhあたりの電気料金を35円として算出。

83Wh × 9時間 ÷ 1000 = 0.747KWh
0.747KWh × 35円 = 26.145円(1日あたりの電気料金)
26.145円 × 30日 = 784.35円(1ヶ月あたりの電気料金)

上記から、LED照明を使った場合のご家庭の電気料金を見ますと、

6畳間2部屋、12畳のLDK付2LDKのお宅で1026.9円
6畳間3部屋、14畳のLDK付3LDKのお宅で1502.55円

がそれぞれ1か月の部屋の照明の電気料金となります。

ではこれを蛍光灯で計算するとどうなるでしょうか。
LEDと蛍光灯が同じ明るさである場合の実例で比較すると電力消費量に以下のような違いが出ます。

6畳   LED38Wh  蛍光灯83Wh    蛍光灯は2.18倍
12畳 LED50Wh  蛍光灯120Wh  蛍光灯は2.4倍
14畳 LED58Wh  蛍光灯158Wh  蛍光灯は2.72倍

LEDの場合の料金計算に上記の倍数をかけて蛍光灯のひと月あたりの電気料金を求めると、

以下の形になります。

6畳間の例
239.4円 × 2.18倍 = 521.02円 (LED照明の方が281.62円お得)
12畳リビングの例
548.1円 × 2.4倍 = 1315.44円 (LED照明が767.34円お得)
14畳リビングの例
784.35円 × 2.72倍 = 2133.43円(LED照明が1349.08円お得)

上記から、蛍光灯照明を使った場合のご家庭の電気料金を見ますと、

6畳間2部屋、12畳のLDK付2LDKのお宅で2357.48円
・・・LEDなら1026.9円(LEDが1330.58円お得)

6畳間3部屋、14畳のLDK付3LDKのお宅で3696.49円
・・・LEDなら1502.55円(LEDが2193.94円お得)

がそれぞれ1か月の部屋の照明の電気料金となります。

これらの電気料金は1か月あたりのものですので、12か月累計で考えますと3LDKのお宅の例では約26000円もお得になる計算です。

LED照明を複数設置した場合の電気代を計算する

画像3

LED照明は、直接証明と間接照明を組み合わせて使う使い方もよく見られます。そこで、複数のLED照明を設置した場合の電気代を見てみることにしましょう。

50Wの直接照明を1個6時間点灯、10Wの間接照明を4個それぞれ3時間点灯した場合の1か月あたりの電気料金

50Wh × 6h ÷ 1000 = 0.3KWh
10Wh × 3個 × 3h ÷ 1000 = 0.09KWh
(0.3KWh + 0.09KWh) × 35円 = 13.65円(1日あたりの電気料金)

13.65円 × 30日 = 409.5円(1ヶ月あたりの電気料金)

12畳のリビングの照明を1日9時間連続で点灯した場合の料金シミュレーションが548.1円でしたが、間接照明を上手に利用することによって電力料金はさらに節約できることがわかります。

ここでは電力料金の単価を一定にしてシミュレーションを行っているため、電力料金の時間帯割・休日利用中心のご家庭向けの料金・新電力による電気料金割引などの割引プランは考慮に入れていません。
2016年の電力完全自由化の影響もあり、各電力会社は長期利用割引なども含めて幅広い料金プランを用意しています。

まだLED照明を導入していないお部屋がある・新電力料金を検討してみたい、といった方は、上記のシミュレーションを参考にしてどれくらい電気料金が節約できるか、計算してみてはいかがでしょうか。

LEDの電力料金は蛍光灯の約半分から4分の1へ!


画像4

今まで計算してきました通り、LEDの電力消費量は蛍光灯の2分の1未満(LEDの進化により4分の1ていどにも)、これに比例して、電気料金も約半分またはそれ以上にお得なことがわかりました。

また、電力会社の電力料金もお得な料金プランが増えてきて、自分で節約の工夫をすることによって、年間にすれば数万円単位で電力料金が変わってくる可能性もあることがわかります。

蛍光灯の明るさと、LEDの明るさを比較するために、各メーカーはルーメンという照度の単位を表示してLED電球等の照明器具を販売するようになってきていますが、ルーメンを使うと照度と消費電力量を同じで比較できることも覚えておくと大変便利です。

まだLED照明に切り替えていないという方は、是非LED照明に切り替えて毎月の電気料金を安くしましょう!
この投稿がLEDへの切り替えのヒントになれれば幸いです。

今後もLED照明についての投稿をしていきますが、
目標はまず50投稿!

残り39投稿、このまま50投稿せずに辞めないように読んでいただいた方には引き続き見張って欲しいです(≧▽≦)

良かったら、「スキ」とチャレンジ見張り人として「フォロー」していただけると、おしりを叩かれているようでさらに頑張れます。
目標50投稿までの吐露など、クラブハウスでリアルタイム共有として喋っていくので、こちらにも遊びに来ていただけると嬉しいです。

LEDに関して何かわからないことがございましたら、ご相談・お問い合わせはこちらで受けております。

▼楽天ポイントで照明のご購入はこちら(ビームテック楽天市場店)
https://www.rakuten.co.jp/beamtec/
▼ペイペイで照明のご購入はこちら(PAYPAYモール店)
https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/beamtec/top/

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?