LEDの寿命はどのくらい?LEDの仕組と使える期間について解説!
LEDの特徴は数多く存在しますが、「LEDは長寿命である」という特徴を耳にしたことがありませんか?
その期間は10年以上持つとも言われており、それによる効果対費用が良い、つまりコスパの良い商品だと言われているのです。
現在でも多くの家庭で使われている蛍光灯と比べれば、もちろんLEDの方が長寿命です。
LEDの寿命どのくらいなのか?
冒頭で「LEDは蛍光灯より長寿命」だと述べました。
そこでここではLEDの寿命はどれくらいなのか、蛍光灯と比較してみましょう。
蛍光灯
6,000~12,000時間
1日12時間使用で500日〜1,000日持つ
LED
40,000〜50,000時間
1日12時間使用で3,333日~4,166日持つ
いかがでしょうか。
この数字を見てみると、蛍光灯よりもLEDの方が6倍以上寿命が長いことになります。
このデータ通りであるならば、LEDは1日12時間使用したとしても、最短で10年以上の寿命があることになります。
蛍光灯とLEDの寿命の違い
上記で蛍光灯とLEDの寿命の差についてご紹介しましたが、なぜ同じ「電力で光るもの」なのに寿命が違うのか、その答えは、光を発する仕組みが違うからです。
ここからは少し難しくなりますが、蛍光灯とLEDの仕組みの違いについてご説明していきましょう。
蛍光灯の場合は、電子放出物質であるエミッタという部分に電流を流すことで光を作り出します。
しかしこのエミッタは使えば使うほど消耗されていってしまうものです。
LEDの場合は発光ダイオードに電流が流れることで光を発します。
この発光ダイオードは使用頻度によって消耗されることはありません。
LEDの寿命は発光ダイオードの寿命ではなく、照明本体の寿命や、電源ユニットの劣化などが原因なのです。
つまり蛍光灯は電流を流すことで摩耗されますが、LEDはされません。
この違いが、寿命の差となって表れるのです。
ちなみに蛍光灯の寿命を縮める行為として、電源の入り切りが挙げられます。短時間でのスイッチのオンオフは、蛍光灯の命を縮めてしまうのです。
また電圧が定格電圧より高くても低くても寿命は短くなります。
電圧を下げたからといって、寿命が長くなるということはありません。
また古くなった蛍光灯は、ちらつきや一部分のみの発光、本体に黒化が見えるなど、目で確認することが可能なものばかりです。
買った頃と明らかな違いが見て取れる場合は、早めに交換するようにしましょう。
噂に聞く「寿命10年」でも本当はどうなの...?
LEDが一般家庭の照明として、市販されてからようやく10年ちょっと経過しました。
LEDの電球が、一般家庭に普及するようになったのは2009年頃です。
そのため、2019年を迎えなければ実際に寿命が10年持つかどうかわからない状況でLEDが普及していっていたのです。
ちなみにLEDの発光原理が発見されたのは、実は2009年どころかもっと昔、100年以上も前のことだと言われています。
しかし実際に使用できるような光を発する光源としては使えなかったのです。その原因は発光ダイオードの性質によるものでした。
今でも発光ダイオードは白色光を作り出すことはできません。
私たちの上で白く光るLEDは、色の違う発光ダイオードを組み合わせて作り出された白い光なのです。
その白色光を作り出すためには青色のLEDが必要だったのですが、この青色を作り出す技術が追い付いていなかったため、100年以上前に発見された発光ダイオードが一般家庭向けに発売されることはありませんでした。
しかし青色LEDは80年代の終わりから90年代にかけて開発が進んでいきます。
そしてそれを確実なものとした赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏の3人に、2014年にノーベル物理学賞が送られたのです。
これでようやくLEDで白色光が作り出されるようになったことで、2006年には装飾用として、初めてのLED電球が東芝から発売されました。
その1年後の2007年には、一般照明用としてLED電球も発売になります。
東芝から遅れること1年、2008年にはパナソニックもLEDの発売を開始しています。
しかし当時のLED電球はまだ発展途上のものばかりで、様々なデメリットがありました。
そのためそれまで使用されていた白熱電球に代わって使えるというレベルのLED電球が登場したのは2009年と遅れてのことでした。
LED電球の歴史は浅く、寿命についてもようやく実証されてきたところであります。
なぜ理論上10年使えるはずなのに壊れてしまうのか?
発売されてからLEDが壊れたという事例はないのかというと、そうではありません。
この記事を読んでいただいている方も経験したことがあると思います、実は「LEDが壊れた」という多くの事例はあります。
上記の「蛍光灯とLEDの寿命の違い」でも触れましたが、LEDが壊れたという事例のほとんどが、発光ダイオードの故障ではありませんでした。
発光ダイオードの部分ではなく、それを支える基盤が壊れるためと考えられています。
LEDはほとんど発熱しないという特徴がありますが、発光ダイオードは発熱しなくても、電球の根本の電源部分はどうしても高温になってしまいます。
この部分には基盤があるのですが、その部分のコンデンサが壊れたり、配線やハンダが熱で取れてしまうのです。
そう、LEDには熱に弱いという弱点があるのです。
そのため熱がこもりやすい環境での使用、LED専用の照明器具ではないものへの使用などが要因となり、「放熱が間に合わず寿命を縮めてしまった」ことが原因です。
例えば電球を丸ごと覆ってしまうような密閉タイプの照明器具や、高温になりやすい浴室などでのLEDの使用はおすすめできません。
これはLEDの取扱説明書にも記載されていることです。
密閉器具に対応したLED電球も販売されていますが、明るいタイプはなかなかありません。
そしてもうひとつ、LEDが10年持たずに壊れてしまった要因が考えられます。それは未熟な技術だったということです。
LED電球が一般的に発売された当時は、粗悪な海外製品も多く溢れていました。またメーカー側も我先にと発売を急いだことで、品質の高くないものもあったかもしれません。
歴史がまだ浅いLEDだからこそ、10年以上持つ品質になりきれていなかったという原因があったのです。
なかには5年保証の商品も
LED本来の寿命を全うさせるだけの技術がなかった、もうそれは昔の話です。LED技術は格段に進歩しており、発光効率だけではなく、放熱技術や基盤の耐久性も大幅に向上しています。
それでもやはり密閉タイプの照明器具や浴室などには取り付け不可とされていますが、使い方さえ誤らなければ、「10年持つ」という長寿命の信頼性は高くなっています。
またもし壊れてしまっても、5年以内の故障は無償交換するというメーカーも多くなってきています。
通常であれば電球は消耗品ですので、そういった補償対象にはなりません。
しかし保証書がつくというのは、それだけメーカー側も自信を持って販売しているということです。
もし今後LEDの導入を検討されているのであれば、このような安心の保証書がついている商品を選らび、正しい使用法で使うようにしましょう。
正しい使用方法など含めた、照明に関しての投稿を今後も出していきます!
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