隔離から~久々のシャバの空気はうめぇってこと
隔離されてました。刑務所から出所した気分です(入ったことないけど)。そして出てきてこれからカオスの自主管理期間の7日間です。
実は先日の春酒(新年会のようなもの)で弊社社員全員集まったあとに1名コロナ感染者がいたことが連休中に発覚した。
うちの社員全員隔離。。。自宅に個室と専用のトイレがついている場合は自宅隔離OKとはいうものの、いま24時間お手伝いさんを雇っていて、僕の仕事/勉強部屋はお手伝いさんに明け渡して僕はリビングでパソコンいじっている状態。
小さな子供もいるし、いろいろめんどうなのでホテル隔離することにした。衛生局から個別に電話がかかってくるのでその指示に従いながら防疫タクシーがピックアップして自宅⇒PCR検査場所⇒ホテルという流れ。
うちの会社だけで150名いるし、どうやら台北では他にも感染者が増えたようで政府の対応もすぐにはまわらない。
隔離指示がでてから2日、ようやく衛生局の電話がきた。防疫タクシー18時半にピックアップさせる方向で手配すると言っていたが、ピックアップは20時。病院でさっと鼻に棒を突っ込まれ、結果も待たずにホテルに送られる。
ホテルは台北駅目の前の4つ星ホテルだった。会社の上の役職の人が2つ星ホテルとかだったみたいだからラッキーな部類だ。
部屋からでたら罰金が科されることになっている。1回警察から電話がかかってきて「今どこいる?」と、ホテルだと伝えると電話は切れた。
携帯の位置情報で登録されたホテルの住所にいない場合は「隔離中に移動してはいけない。すぐに戻れ。罰金が科されるぞ」と自動メッセージが2回きた。一回目はホテル隔離が決まって、ピックアップの防疫タクシーを待っているとき。二回目はホテル隔離最終日にPCR検査で一時的にホテルを出た時。完全に監視されている。
一日に数回、これまた自動メッセージで「我々はあなたの健康を心配している。健康であれば1を、咳や熱がある場合は2を、それ以外の症状がある場合は3を押せ」がくるので秒速で1を返信し続けた。
毎日9時と21時に体温計って記録する。Rapid test kitも2つ渡された。
会社、部門のライングループのメッセージがひっきりなしに飛び交う。タクシーまだこない、PCR検査の結果がまだこない、警察から電話かかってきた等、ちょっと目を離すと50メッセージくらいたまってるし(大体はくだらない内容)、会社に今すぐ状況を報告しろとかフォームが送られてくる。
PCRはホテル隔離期間中に2回受けて結果はアプリで確認できる。2回とも陰性だったのでようやく無罪放免、とはまだいかなくともとりあえず仮釈放となった。
10日まで隔離とあると、11日の深夜0時01分からホテルをチェックアウトできる。隔離期間中のために家から36インチのモニターを抱えてきた奇人である。
ホテルで三食でるがもちろん満足できるものではないし、やっとシャバの空気吸えたって感じである。
ちなみにホテル代もPCR代もタクシー代も食事代さえも全て政府持ちでした。
以上、とりあず、強制隔離の速報をお届けしました。