台湾は美食よりもB級グルメ押し~ガリガリ君の競合
こんにちは、Jinです。
最近台湾も暑くなってきました。と思ったら梅雨に入ったので雨も降ってきました。先日は急な豪雨で洪水となったりしていたのですが、そのつい最近まで50年に一度とまで言われるほどの水不足で、台湾中南部は決まった日に断水日が設定され、一般家庭ではシャワーも浴びれないこともあったり、超重要産業である半導体産業が大量の水が必要で生産がストップする可能性までありかなりの社会問題となっていました。幸運なことに北部・台北は水が潤沢にあり、断水はありませんでした。
現在多くの外資企業が台湾に大型の投資プロジェクトを持ってこようと動いている中で、水不足問題がこれ以上深刻になれば、その海外からの投資も中止になったりすることはよくあることなので、恵みの雨でどうにか逃げ切ることが出来たのかと思います。
これも昔から言われている環境破壊が原因なのでしょうね。もう僕らの宇宙船地球号を救うには言っているだけでなく、実際に突き動かしていく行動が必要です。
これから水処理技術のある会社の株が上がったり、対策として台湾中南部に水関係のインフラ投資が入ってくるような気もします。
さて、今回はこれまでと少し趣旨を変えて台湾の食について少し書いてみます。前提としてボクは変わり者且つ、食に関しては好き嫌い激しいので戯言に過ぎないってことでご容赦ください。
ちゃんとした食レポはこちら がお勧め
台湾食には気をつけて!基本的に日本人の舌とは感覚が違います
「台湾は美味しいものいっぱい」「台湾美食」とか、人から聞いたことがありましたが、台湾に来る前からボクの場合は「そんなわけないだろ」と思っていました。オーストラリアとかで出会った台湾人達はフィッシュボールやカマボコの入った鍋が好物で、正直ボクは一緒に食事をするのがとても苦痛でした。(練り物嫌い)
実際に台湾に来ても「臭豆腐」、「内臓系」、「そのまんま鳥の脚」「豚の血」や「豚の皮膚」等々、受け付けないものが多く、また、台湾人が美味しいという店は混んでいるにも関わらずまるっきり美味しいと感じることが出来きないので、「台湾人が並んでいる店」=「ボクは遠慮させてください」という図式が成り立っています。 元々牛肉は好きでしたが、台湾の牛肉料理は避けるようにもなりました。牛肉麺とかスープがお湯飲んでる気分になり味の感覚はまるっきり合わないなというのが結論です。
その昔、台湾が貧しかった時代は塩が高級品であったため、その流れで特に台北は薄味となったそうです。
でも美食と言われる日本にも納豆やイナゴの佃煮、蜂の子など海外の人(日本人でも好き嫌いが分かれる)には受け入れられないものもあるし、西側ではフランスが美食なイメージありますがエスカルゴ、オーストラリアなんてマスコットだと思ってたカンガルーが増えすぎたから害獣として扱い、食用に転換して外国人旅行客に食わせる(本国人は食べない)など、いろいろあります。
それでも台湾にも美味しいものはたくさんある
つらつらとまずは苦手なものを並べましたが、台湾にも美味しいものはたくさんあるのは事実です。台湾で食べれるフィッシュ&チップスはブラスモンキーが◎ですし、ヤムチャとか九記海鮮とか香港料理は結構種類が豊富ですし、意外とフランスベーカリーやベトナムのフォーも美味しいのがあります。特に日本食は本場の味のものが日本の2~3倍の価格ではありますがクオリティー高い店が多いです。寿司は上引水産がよかったです。山里、居酒屋文太、最高居酒屋、邑居酒屋あたりはお気に入りです。(ただし「日式」は台湾人が日本食なんてこんなものんだろと作った明らかな台湾食なので注意)
え?あ、そっか、台湾料理で美味しいのは...... 鼎泰豊の小籠包とか、欣葉のカニおこわとか、點水樓とか有名なのはそれ以外にもたくさんあって美味しいのですが、ズバリ、台湾料理はB級グルメ押しです。
しょっぱなでさんざん台湾のB級グルメ批判していたんじゃないの?ってなりますが、ボクは台湾料理は超偏食で鬍鬚張(Formosa Chang)のルーローファン、八方雲集の餃子だけで生きていけます。粽子(チマキ)は地域や店によって特色出しているし、どこにでもある早餐店はあのノビきったふにゃふにゃのパスタも恋しくなりますし、どこの熱炒もチャーハンは絶品、ベジタリアンは京園素食館がよかったです。台北は薄味と言いましたが、中南部はまた違った食文化があります。特に台南はグルメの発信地といわれており、甘味と塩がきいていて台南料理は好きです。
なんだ、書き出すと結構おいしいものあるじゃん!となりました。
コンビニ味比べ
台湾の2大コンビニはセブンイレブンとファミリーマートです。それ以外のHi LifeとかOKマートは飲み物しか買えるレベルないのが正直なところ。弁当などはファミマは伊藤忠という強力な日系資本が入っているので味付けも日本に近く、美味しいです。セブンは台湾では日系資本ではなく、台湾大手・統一企業が株主で食べ物の味は完全にローカライズしています。ああ、台湾人好みの味だねって感じです。
ですが、店や個人差はありますが、スタッフの平均接客レベルでいうとセブンに軍配があがるかなと思っています。
そんなセブンでは2015年から日本の赤城乳業と協力して「ガリガリ君」の独占販売をしているから、夏はどうしてもセブンになってしまっていました。当初はガリガリ君1本60元(200円強)はちょっと贅沢だなと思っていましたが、最近はキャンペーンか45元(150円強)くらいだったりします。
そこで最近みつけた一押しが台糖などで売られているPokiの蘇打紐(下の写真)、ソーダ味でありながらまるっきりガリガリしていない、サラサラな食感が癖になります。しかもたったの25元(100円弱)。暑い夏は1日2本はいけます。