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台湾からベトナム転職日記 ‐ ホーチミンとハノイ

お久しぶりです。台湾からベトナムに転職してから初のnoteです。激務過ぎる日々を送ってるのでたいしたことは書けないのですが、とりあえず生存報告、生きた証を残しておくことにする。

今年5月で前職を退職し6月からベトナムで転職、まずはホーチミンに着任した。

というのも、採用面接のときにビジネスプランと戦略を僕のほうからプレゼンしたのだが、うわべの情報でみると、ハノイは一件当たりのビジネス規模が大きく、かつ競合はハノイのほうが手薄であることを考えるとハノイを攻めたほうが効率的に業績を伸ばせるだろうと自ら提案したところ社長の「それいいね」の鶴の一声で採用されたわけだから最初からハノイに行くつもりだった。

ところがホーチミンが本部なのでとりあえず最初の3か月はホーチミンにいなさいという雇い主であるベトナム人女社長の命を受けホーチミンからスタートしたというわけだ。

6月~8月の3か月はホーチミンベースにしつつ、月1ペースでハノイにも出張していたわけだが、この9月1日からハノイに引っ越してハノイオフィスに着任したというのが最新状況です。

うすうす感づいていたが、ホーチミン v.s. ハノイでいうとホーチミンのほうが圧倒的に住みやすいっぽいんですよね。

ベトナムは一つの国の中にハノイ国とホーチミン国という文化の違う2大国が対立しており、それは東京v.s.大阪とか、台北v.s.高雄とか比にならない激しい戦いが連日繰り返されていることを思い知らされるし、その戦いの中にどっちつかずのまま投入される経験をこの短くて濃い3か月の中で幾度となく目の当たりにした。

文化が違うというのはよく言われているところだが、雑に切り分けるとハノイはフランスの影響が強く残っていて街並みもアジアとヨーロッパの融合、人々は保守的な村社会、サービスレベルは低くぶっきらぼう、ホーチミンはアメリカの影響が強く、雑多な国際都市で異文化に寛容的、いつも笑顔で優しい人が多い。

中流外国人として住むなら圧倒的にホーチミンのほうがあらゆるコスパがいい。コンドミニアム(タワマン)の多いホーチミンだと価格競争もおきてプールジム付きの部屋に月USD500-700あれば住めるところ、コンドの少ないハノイだとプールジム付きの部屋はUSD2,000‐2,500となる。

子供の教育環境としてインターナショナルスクールを検討すると同じようににホーチミンはピンキリで安いところを選べばなんとかなりそう、ハノイのインターは日本よりもがぜん高い。ローカル水準だとハノイもホーチミンもそんなに変わらないらしいが、少しよいところを求めるとハノイは急激に高くなる。

どちらにしてもホーチミンとハノイ両方を担当しないといけないのでどちらも詳しくならないといけない立場であるわけなんだが、今のところはその違いを発見することに楽しみを覚えている。

ただね、いまのところハノイで許せないのは交通なんですよ。
交通はホーチミンもハノイもどっちもカオスなのは間違いないんだけど、ホーチミンの運転はカオスの中にも秩序と相手をいたわる気持ちが感じられるが、ハノイはそれがまるっきり感じられない。車線を速い速度で逆走するときも反社会的悪意とお前らがよけろよと言わんばかりの傲慢さを感じている。

ハノイ、これから好きになれるかな



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