留学生活で1番辛かったファームステイ
永吉です。私は約5年間留学した経験があります。5年間の留学で私が最高に辛かった1週間についてお話します。私は18歳からクライストチャーチ (NZ) の語学学校に約1年間、その後オーストラリアに4年間留学していました。
留学した理由は、母から勧められたからです。自分の意思ではないというとそうでもありませんが、留学に対して積極的ではなかったと思います。なぜなら、留学前の英語成績が悪かったし、話すことができませんでした。
渡航初日。1人で海外に行くのも初めて、1人で飛行機に乗るのも初めてな私は、とにかく不安と緊張の1日でした。クライストチャーチ空港に到着すると、留学エージェントのNZ人の方が迎えにきてくれていました。初のNZ人とNZのことは覚えてませんが、空港からホームステイ先まで延々と車で走っていたのを覚えています。
NZでの留学プランは、英語に慣れるためまずは1週間ファームステイをします。このファームステイが私の留学生活で最高に辛かった1週間です。
ファームステイとは
ファームステイとは、田舎にある牧場オーナーと1つ屋根の下で暮らして、ファーム体験をすることができる宿泊方法です。宿泊先は牧場なので、牧草地以外何もありません。そのかわり動物がいっぱいいます。私が宿泊したファームステイのファミリーは、年配の夫婦と10歳ぐらいの息子という家族構成でした。動物は牛(2頭)、羊(いっぱい)、犬(1匹)だったと思います。私の部屋はピンクが基調で、すごく可愛らしく綺麗でした。部屋はダブルベッド1つ、シングルベッド2つがある広い部屋を1人で使っていました。
最高に辛かったファームステイ
辛いことがたくさんあったので箇条書きします。
ファミリーがベジタリアン
私の嫌いな豆が主食なご飯
私の嫌いな牛乳が水代わり
コミュニケーションが英語
部屋にテレビが無い
朝がすごく早い
ご近所さんがいない
コンビニが無いから、ポテチなどお菓子が買えない
携帯が無い
インターネットが使えない
動物の世話に興味が無い
毎日何もすることが無い
とにかく食べ物が合わなかったのは本当に辛かったです。留学行く前に、留学エージェントの方が母に私の苦手なものを聞いてくれてたと思います。ただ嫌いな食べ物が多い私にとっていいチャンスだと思った母は「娘に嫌いな食べ物はありません」と伝えたようです。ハァー。。。
私はファミリーと英語でコミュニケーションができなかったので、何が嫌いかを伝えられずに、我慢しながら食べていました。これが1週間続きます。今思えば、英語話せても言えてないかも。たぶん無理。
ファームステイの周辺には大自然があるだけです。ファミリーの娯楽もテレビでした。リビングに1台しかないテレビ、そのリモコンの主導権を握るのは父親でした。しかも、その父親の大好きなクリケットが永遠にテレビに映っていました。ビビりの私は「チャネル変えてほしい」なんて言えるわけもなく、テレビを見ることを諦めました。
ファームステイ先にネットはなかったので、することが本当になかったです。日本から何か本持ってくればよかったと後悔です。もちろん携帯もないので、一日の時間がすごーく長く感じた1週間でした。
今でもファームステイはしたくない..
今思ってもファームステイは今後もしないなーと思います。大自然は良かったけど、1週間は長かったし、泊まるならホテルが私にとってベストです。好きな物が食べられますから。
でも、デジタルデトックスしたい人ならすごくいい1週間だと思います。毎日何をするか考えないとすることが無いって、今では考えられない経験をファームステイでさせてもらいました。