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ノーベル経済学賞を取った「すごい発見」をお教えします。ハーバート・サイモンという人工知能(AI)研究者によるもの。

AIなのに経済学?と不思議に思われるかもですが、情報(IT)と経済は、よく結びつくテーマです。
例)電子商取引のオークション問題

このサイモンの発見は「蟻が巣に帰る行動」にたとえられます。

この行動が我々の生き方にも参考になる。少なくとも私はそうです。

蟻が巣に帰るとき、一直線に巣に帰りません。いや、帰れません。大まかな方向性は分かっているけど、詳細な道のりを知らない蟻さん。

そんな蟻さんは、何か障害にぶつかると方向を変える。また何か障害にぶつかると方向を変える。このくりかえしで巣にたどり着きます。これがまさに、「省エネに生きる」。

人間の人生にたとえると、「あ、私これ無理」方向を変える、「あ、私これ無理」方向を変える、「あ、私これ無理」方向を変える、これを繰り返す。そうして「無理の無い生き方」を磨き上げていく。これが私流の「省エネな生き方」です。

サイモンは「蟻が巣に帰る行動」を「限定合理性」と名付けてノーベル経済学賞を取りました。

この発見が偉大とされたのは、「人間は完全に合理的な選択ができない。ごく限られた状況において合理的な選択ができる」と示したからです。

ようするに、「人間は結構おバカな選択もする。どうしてなんだい?」という問いに一定の回答を示したのが評価されました。

組織の存在意義も、この限定合理性で説明されるようになりました。

「人間は、ごく限られた状況においてしか合理的な選択ができない。完全に合理的に選択するにはどうしたら良いのだろうか?」↓↓

「組織をつくって役割分担すればいい!あなたはここだけ担当して合理的に選択して。私はあっちだけ担当して合理的に選択するから」

もし、この「組織をつくる戦略」が正しいのなら、われわれ個人にとって大きな組織に所属するのがもっとも合理的な選択になります。組織が大きいほど、完全に合理的に選択できる可能性が高まるのですから。

しかし今この時代、「大きな組織なら適切に判断できる」と信じている人はどれくらいいるでしょうか?

もしそう信じている人が多ければ国家や大手企業、グローバル企業に対する信用はもっと高いことでしょう。

「人間はごく限られた状況において、合理的な選択ができる」

この知見、現代において私はこう解釈しています。

「私個人のことに関しては合理的な選択ができる」と。

他のことに関しては適切に判断できないけれど、私個人のことに関しては適切な判断ができると。

たとえ周りがそうしていても「あ、私これ無理」と思ったら、方向を変える。「大体あの辺」という方向に向かいながら、「あ、私これ無理」→少し方向転換、「あ、私これ無理」→少し方向転換、「あ、私これ無理」→少し方向転換、、、この連続です。

他の人のことは知らないけど、私の状況においては「これは無理」というのはよくあります。それを無理しないで避けていれば、人生、悪くないと思います。

ノーベル経済学賞の発見を持ち出しましたが、「新しい生き方を示す」なんて意識高い系の話ではありません。

私、そこまで大してバイタリティありません。「ただ無理をしない」ってだけの意識低い系の提案です😆

省エネの生き方しかできませんので、ご容赦ください✨

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