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出雲ツアーレポ/2024年神在祭最後の2日間

2024年11/16ー17、神在祭最後の2日間に出雲ツアーを実施しました。

出雲国・出雲大社のルーツのルーツのルーツをたどるような旅になりました。ご参加の皆様ありがとうございました!

今回は出雲在住の作家・妃谷朱理(ひめたにしゅり)さんにご協力いただき、

初日11/16は須我(すが)神社の二宮詣り、須佐神社、龍頭ヶ滝、菅之八耳(すがのやつみみ)を祀るお屋敷に滞在し、三瓶山麓の温泉につかりました。

翌日11/17は長浜神社→ 阿須伎神社→命主社→北島国造館→出雲大社→出雲〈千家〉国造家鎮守社→出雲井社→稲佐の浜→因佐神社などに参拝しました。

いずれも、出雲国・出雲大社の過去と現在をつなぐ重要なお社です。

出雲神話の英雄スサノオさんのバスに乗って出発です!

須我神社はやはりこの磐座を祀る奥宮が迫力✨ ご祭神である父母子の3神をあらわします。

須我神社・奥宮

須我神社・社務所で受けた祈願札(千円)を納めました。

スサノオさんの御魂を祀る須佐神社は、樹齢1300年といわれる社殿裏のご神木周辺がパワースポットです。

まるで龍のような根っこですよね✨

そして日本の滝百選にも選ばれている龍頭が滝に足を伸ばしました。こりゃすごいところに来たっ! と皆さんから感心の声があがります。

裏から見てます✨

滝見学の後、三瓶山(さんべさん)の麓にある宿・温泉に向かいます。三瓶山は、出雲風土記によると元々、佐比売山(さひめやま)と言いました。

名前から想像される通り、女神の山です。

この夜は美しい満月でしたが、スマホの写真ではちゃんと写らない(苦笑)

肉眼できれいな真ん丸のお月さまを焼き付けました。

温泉はぬるめで長湯できました。

お宿に入るとこんなものが!雰囲気ありますねぇ。こういうに付着している菌に価値があるのだとか。

ご飯はマクロビ。

島根県の奥出雲町は「マクロビオティックの聖地」と言われ、マクロビ界の世界的権威であった久司夫妻の奥様アヴェリーヌ偕子さんが奥出雲町(旧・横田町)のご出身だったとか。

夕食と朝食、翌日のお弁当はマクロビご飯でしたが、大変おいしゅうございました。

一般に食べてはいけないものが色々ありそうなイメージのあるマクロビですが、実は禁止されている食べ物はありません。なので、ヒトの歯の並びからいえば、量はそれほど多くないですが、肉や魚を食べてもかまいません。

地元のしまね和牛もいただきます。

翌日の朝食は、のどぐろを美味しくいただきました✨

泊まった部屋に双龍が!

2日目は、まず国引き神話の長浜神社に参拝。国引き神話は、出雲国風土記の冒頭を飾る話で、出雲の国が小さいと感じた長浜神社の神様が、朝鮮半島や能登半島など4箇所から綱で余った土地を引き寄せて大きくした、というものです。

まさに「引き寄せ神社」「引き寄せの神様」ですね。

お次の阿須伎(あずき)神社は、出雲大社と最も関係の深い神社とされます。神社用語で「第一の摂社」と言いますが、主祭神の家族や仲間など関係の深い神様を祀る神社を”摂社”と言います。

阿須伎のご祭神は出雲大社の主祭神オオクニヌシの長男アヂスキヒタカヒコネ。雷神、蛇神、鉄器や農具、剣の神様とされます。

下見の時にひとり訪れた時も思いましたが、実に雰囲気のいいご神気に満ちた神社です。

我々が参拝していると、おそれおおくも宮司さんが挨拶においでになられ、境内のご案内や貴重な話をお聞かせいただきました。

宮司さんと朱理さん

この後、神在祭最終日(日曜)の出雲大社に向かう混雑の中、交通事情のラッキーが起こります。運良く無料の駐車場にバスを停められたのです。

阿須伎(あずき)神社の神様のおかげですかねー! なんて言っていると、運転手さんが、「私あじきです」と言われて、「えー!」と。

ご祭神の名は「あぢすき/あじすき」で、なまったり短縮されたりして「あずき」「あじき」となるからです。

ありがたいことと思いながら、駐車場から徒歩で出雲大社へ向かいます。

ここにきてようやく、日曜日の神在祭らしい「多くの人」「にぎわい・混雑」を体験しました。

私、ちょっとマニアックなもので、みんなのあまり行かない所ばかりにお連れしたのです😆

まず推定樹齢1000年とされるムク(椋)の巨木で知られる命主社、そして北島国造館に参拝しました。

北島国造館の庭園にある池。

亀さんが仲睦まじい😆

そして有名な出雲大社(いづもおおやしろ)に参拝。今回、朱理さんにまだ行ったことのない出雲大社境内のお社にもご案内いただきました。「裏にこんな所があったのか!」と発見でした。

さて、時間が余りました。今回のツアー、なぜか早送りなんです。このままバスに戻る、、、ん? 駐車場の近くにお社にあるぞ!

ということで、社家通りを歩きます。

にぎわう出雲大社ですが、ここまでは誰も来ません。

そしてたどり着いたのが出雲井社です。

お社の裏にこんな立派な岩の御神体があります。磐座信仰ですね。

出雲井社を参拝後、駐車場に戻ってそこから最後、有名な「稲佐の浜」に向かいました。

この日の夕方は神等去出祭(からさでさい)といって、出雲に集まった全国の神々が、滞在を終えて、再びそれぞれの地域へと戻ることを示すお祭りがありました。

神在祭の前夜に行われ、神々の出雲到着を稲佐の浜でお迎えする神迎祭は大人気ですね。その一方で、お見送りはそこまで注目されていませんが、人間でも、お迎えとお見送りはどちらも大事ですよね。

ということで、お見送りに稲佐の浜に行った次第です。何か儀式が行われているわけでは無いので、特に人は集まっていませんが、神等去出らしい自然現象を楽しみました😆

稲佐の浜といえば、国譲りの交渉。一方の当事者であるタケミカヅチをお祀りする因佐神社にも最後参拝しました。

以上、出雲ツアーレポでした✨

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