D&Dリプレイ 秘密の工房(5) - シルワの手紙

D&D ヤマタイカDM『秘密の工房』第５回セッションのリプレイです。ドルイドのシルワがおばあちゃんに宛てて書いた手紙となっています。シナリオのネタバレを含む可能性があります。ご注意ください。

おばあちゃん、シルワだよ！やっと落ち着いてお手紙が書けるんだ。今までの分もなんとか届いてるみたいでよかった。おばあちゃんも元気そうだね。

オークの親玉をやっつけたあたしたちは、残りのオークを探して要塞を探検。敵に見つかるといけないから忍び足パス・ウィズアウト・トレイスの魔法をみんなにかけてあげた。くつの裏にコケが生えて足音が聞こえなくなる、お気に入りの呪文。要塞の中は草も木も生えてないからつまんない。お花とか飾ればいいのにね。

オーク語を話せるジャハナが扉越しに盗み聞き。そういえばジャハナはどこでオーク語を覚えたんだろう。オークの友だちでもいるのかな。暴れてる時とか、ちょっとオークっぽいし。

オークたちのうわさ話では、エルバスクとかいう人が緑の毒オークを作っているんだって。そいつが一番のワルモノだ、許せない！

チョウとあたしがせーので扉をバーンと開ける。ジャハナはイスドレイルの首を片手に、地獄のグレートアックスを反対の手に持って「イスドレイルは打ち取った、観念しな！」ってかっこよく登場！オークたちは頭に来たみたいで怒って戦いになった。

チョウが真っ先に飛び出したんだけど、オークに突き飛ばされて大ピンチ。ジャハナが「首を取り戻したかったらこっちに来な」と挑発してオークたちを引きつけてあげる。ほんとイケメン、女の子だけど。その後もジャハナが大暴れ。そしてジャハナの背中を守ってあげるエルマー。あの２人いい感じかも？！

倒したオークをロープでしばって残りのオークの居場所を聞き出す。ボスの首を見せつけながらオークを脅すジャハナがすっごく生き生きしてる。あんなにオークの首が似合う女の子、見たことないなあ！

南東の部屋にバーダクっていう呪い師がいるみたい。レイアさんが言ってたオークの幹部だ。あとエルバスクっていう悪いやつの話と、下の階にいるドラゴンみたいな人たちの話。ゴミ捨て場にしている井戸の話。そんな一度に覚えきれないから途中から足元のありさんとお話してたのはナイショ。このオーク、たくさん教えてくれて悪いやつじゃなさそう。もう悪さをしないっていうから後で逃がしてあげることにしたよ。

バーダクを探しに南東の部屋へ。教わった隠し扉をそーっと開けたらバーダクと護衛がいる。あたしたちはコケのおかげで足音がしないから気づいてない。せーので飛びかかって不意打ちだ！

恐竜ディノニクスに変身してバーダクをガブリ！でもバーダクが召喚した魔法の武器に攻撃されてチョウが気絶しちゃった。だからオークを全員倒したあとで、グッドベリーをたくさんチョウの口に入れてあげた。そしたら目を覚まして「息が詰まるかと思った」って目を白黒させてた。

オークをぜんぶやっつけてエルタレルへの帰り道。みんなボロボロだけど元気に帰ろうって言ってたら、なんと、突然の竜巻！前も見えないし、いろんなものが飛んできて痛いよ！吹き飛ばされそうになったところを、エルマーが「ここで死ねるか！」って掴んでくれた。おかげで誰も倒れずに帰ることができたんだ。

レイアさんに報告に行ったらなんだかとてもうれしそう。あたしたちがオークを200人もやっつけて、秘密の工房を見つけたんだって。オークの人数なんてちゃんと数えてなかったけど、そんなに多かったんだ。あたしたちすごいね！って思ってたら、パーティーのみんなは20人くらいだよって冷静に言ってた。しかも秘密の工房？よく分からないうわさが広まってるみたい。

うわさを流したのは要塞で会ったバード！あの兄妹はハーパーの有名な人なんだって。で、カンドルーカー要塞の地下に秘密の工房を見つけたって、歌って回ってたみたい。秘密の工房にはいい武器とかお宝があるらしい。だから、冒険者たちが集まってエルタレルがいつもよりにぎやかだったんだね。

レイヤさんからご褒美のお金をもらって、約束してたくまくまわたあめを食べに行ったよ。わたあめって初めて食べたけどすごいね。夢みたいなおかしだよ。ふわっふわで気分もウキウキになっちゃう。おばあちゃんにも食べさせてあげたいな。誰か作り方しらないかな。シロップさんとか知ってそうかも。

おばあちゃんもお手紙送ってくれたのね、ありがとう。今日はもう疲れちゃったから、明日読んでお返事するね。おやすみなさい。

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