D&Dリプレイ 竜の島ストームレック - マリウスの日誌(1)
竜の安らぎ
ようやくストームレック島に着いた。舟は苦手だ。揺れるから。この間まで引きこもりだった体には堪える。
舟で一緒になった連中と話すのはまだ緊張する。
竜の鱗が浮き出る肌を気にされるかと心配したが誰も気にした様子はない。
そもそもシュランというドラゴンボーンがいるので、自分はむしろ目立たない。
奇異の目で見られずに済むのは心が休まる。
さびれた海岸で降ろされるとさっそくの歓迎を受ける。ゾンビどもだ。くさい。
ファイアー・ボルトとショッキング・グラスプで応戦する。ゾンビに触ってしまった。最悪だ。
油断したのかパルテノーペがゾンビの攻撃を受けて気絶した。おばちゃんを見捨てるのは気がとがめるので応急処置を試みる。何度も失敗してしまい仕方なく諦める。医術書は学んだが、本のようにはうまくいかないものだ。
ゾンビどもはしぶとく、ボロボロになりながらも何度も襲い掛かってくる。キモい。
エメンの光輝の力が有効に働いたようでゾンビどもはようやく動かなくなった。
パルテノーペは他の皆に助けられて意識を取り戻した。命に別状はないようだ。今回も自分の力で助けることはできなかった。母親のときと同じだ。
長い坂を上り竜の安らぎに到着した。疲れた。帰りたい。
ここは修道院のようだ。素朴な感じが心地いい。
たくさんのコボルドに迎えられる。かわいい。子どもなのだろうか。
長老のルナラに歓迎される。皆疲れているので一息つくことにした。
2つの依頼
食堂でルナラからこの島について説明を受ける。
思った通り、竜について調べるならこの島から始めて正解だったようだ。
シャルス、伝説のドラゴン。記憶に留めておこう。
その魔力が竜をこの島に呼び寄せるという。
竜の血を受け継ぐわたしも、そうしてこの島に呼ばれたのだろうか。
滞在する代わりにいくつかの問題を解決して欲しいとのこと。面倒くさい。
二人のスタッフを紹介される。名前を覚えきれるだろうか。
タラクの依頼は洞窟に住むマイコニドを訪ねてほしいというもの。
どうやら友好的なキノコの種族らしい。俄然、興味がわいてきた。
本でそういう生き物の存在は知っていたが、まだ見たことがない。
タラクは彼らと物々交換をしているようだが、最近上手くいっていないらしい。
ヴァーノスの依頼は難破船コンパス・ローズ号の調査だという。
他の連中は財宝がありそうな難破船に盛り上がっている。臭そうなのに。
マイコニドのことは気になるがどうせ後で行けるだろう。揉めても面倒なので黙って難破船の調査についていくことにする。
大休憩を行う前に時間が空いたので書庫へ。
気になるマイコニドについての記述をいくつか見つけた。
独特なコミュニケーション方法がとにかく気になる。早く会いたくて震える。
礼拝堂にも立ち寄る。
ケイネスはまだ本に夢中のようでついてこなかった。本が好きなやつに悪いやつはいない。仲良くできそうだ。
バハムートの像が崖下を見おろしている。7羽のカナリアはどんな意味があるのだろうか。
後で時間があればバハムートの伝説についても調べておこう。
今日は疲れた。早めに休もう。ベッドがかたい。帰りたい。