D&D ファンデルヴァー砕けたオベリスク(10) - ゼフの日誌
かわいい遭遇
ドゥエルガルの休息地。この古い鉱山跡はゴブリンたちの住み処になっているようだ。入り口からすぐの所でいきなり10体以上のゴブリンに遭遇。苦戦を強いられた。この先にはどれだけの敵が待ち受けているものか。
とにかく休憩したい。安全そうな場所を探す。横に入ったところの部屋を覗いてみる。グレイが物音を聞きつける。何か齧るような音がするらしい。隊列を整えて扉を開く。台所のようだ。物陰で何かが動く。警戒しながら見に行くとアナグマが一匹。食事に夢中になっている。こちらに気づくとトコトコ寄ってきて腹を見せて寝ころんだ。随分と人に慣れている。皆でよってたかって撫でてやる。気持ちよさそうだ。よく見ると名札のような物まで付けている。ゴブリン語のように見える。念のため呪文書の端に書き写しておく。
その奥にも部屋がある。気配はない。そっと開ける。無人の部屋だ。机やベッドがあり生活している様子がある。物色しているとかすかに声が聞こえる。机の上のビンから聞こえてくるようだ。中には黒い宝石が入っている。
古の案内人
「誰かそこにいるのか」「ここから出してくれ」としきりに言っている。罠の可能性も充分にあり得る。慎重に話を聞く。声の主はヒョルダック。マインド・フレイヤーがここを制圧した時にこのビンに閉じ込められたとのこと。ポトンとハリオンの見立てによればその言葉に嘘はないようだ。念のため魔法の罠がないか調べる。問題なさそうだ。ビンを開ける。ドゥエルガルの男が飛び出す。ヒョルダックはドゥエルガルだったのか。
ヒョルダックは時間の感覚を失っている。どれだけの間、ビンに閉じ込められていたか分からないという。食事は平気だったのかとよくよく話を聞いてみると既にアンデッド化していることが判明。本人はあまり気にしていない様子。
部屋ではポーションをいくつか見つける。ヒョルダックは助けてくれた礼だと言って、隠されたアイテムと休憩できそうな隠し部屋を教えてくれる。ウォーター・エレメンタルを召喚できるジェム。これはバーラシュの遠距離攻撃代わりに。毒の魔法が込められたヴェノム・ダガー。これはグレイの白兵武器として装備することに。
隠し部屋でしっかりと休憩を取る。少々狭いがわしはかえってその方が落ち着く。ついでにコンプリヘンド・ランゲージズでアナグマに付けられたゴブリン語を読んでみる。ベッシー、だろうか。ゴブリン語なので正確に発音するのはは難しい。このアナグマの名前だと思われる。
ヒョルダックに鉱山内のルートについて教えてもらう。地下鉱山に向かうにはエレベーターを使うルートとトロッコに乗るルートがあるらしい。ただしトロッコは故障している。ヒョルダックは自分なら修理できると言っている。故障しているのならばゴブリンたちは使っていないだろうと話がまとまりトロッコを見に行くことにする。
壊れたトロッコ
教わった通りにトロッコの操車室へ。予想外に広大な部屋だ。窓には見たこともない程の大きなガラス板が何枚もはめ込まれている。外光がたっぷりと入り屋内とは思えない明るさだ。故障した機械やベルトコンベアが部屋の中央を占めている。予想通りゴブリンの影はないが白っぽい何かが蠢いている。アンデッドが3体。ワイトの一種のようだ。こちらに気づき襲いかかってくる。
ワイトは死霊の欠片を投げつける。グレイに直撃し粘つく何かが纏わりつく。グレイは反撃しようと試みるが動きが制限されて上手くいかないようだ。ポトンはアンデッドを嫌悪する。理外の存在を浄化せんと曙光を立て続けに2回発動する。バーラシュとハリオンが前線でワイトたちを押し留めている。態勢を立て直したグレイがワイトの急所を射抜く。ポトンがライト・ブリンガーを振り下ろす。ラサンダー神の威光を受けてワイトは崩れ去った。
機械の故障個所を特定してヒョルダックに修理を依頼する。更に調べると鈍く光るクリスタルを発見。解析したところ特定の方法で魔力を充填すれば動力になりそうだと判明する。ドゥエルガルの魔法技術はかなり高度に発達していたようだ。非常に興味深い。
仲間たちは弓術の腕甲、ブレイサーズ・オヴ・アーチェリーなど、有用そうなアイテムを見つけて喜んでいる。だいぶ装備も揃ってきた。他の場所にも使えるアイテムがあるかもしれない。エレベーターの方も探索するべきだと皆の意見が一致する。ヒョルダックの案内に従って我々は次の部屋へと向かった。