首都封鎖日記(仮) 24-25日目
軽い自己免疫疾患があり定期的に病院で検査する必要があるのだが、行くかどうか迷った。いつも通っている病院は感染症指定病院で、コロナ患者も受け入れている。ここが医療崩壊したら、たぶん東京は終わる。だからものすごくきちんと対策してるはずだけど、やはり不安で事前に電話して病院がどういう状況なのか確認した。発熱外来とは建物をわけているし、一般病棟もいつもより空いてると聞いて行くことにした。それで、本当に人が少なくて驚いた。入口には何個も消毒液が設置されていて(消毒液は手をかざすと自動で出てくるタイプのもの)、検温する場所が設けられていた。椅子は30分おきくらいに消毒されていた。
主治医と話をするのが結構好きだ。日本人と中国人の体質の違いや中国の中でも地域によって体質が違うことを考慮して診てくれる。そんなのは医療の世界では当たり前のことなのかもしれないが、今までそれを話してくれる医者に出会ったことはない。外国人の診察もたくさんする中で得た経験知を聞くのがおもしろい。コロナの話も少しして、今では中国より日本の方が危ないと。私が飲んでいる薬は中国ではコロナに有効だとされていて、それ飲んでたらコロナもかかりにくいかもねと主治医はにっこり笑っていた。薬の効き具合も体質によって違うから、国が変われば有効な薬も変わるのかもしれない。ともかく主治医や一般病棟のスタッフはいつも通りで少し安心した。
夜は、とある夫妻とzoom飲み会をした。ひと回り以上も歳の離れた人たちで、色んなアドバイスをもらったり、冗談を言い合ったりして楽しかった。お米なかったら送るからね、と言われて本当にありがたいなと思う。
久しぶりにお酒を飲んで、いつもよりぐっすり寝た。
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