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わびさび 日本講演新聞
Voicy版6/18配信音声
記事は2020/12/21掲載の物らしいです。
日本人の「わびさび」の美意識についての話で面白かったので書こうと思います。
わびさびという言葉は知っていましたが、意味は知らなかったです。
「わび」と「さび」の言葉がくっついた言葉でした。
日本人の美意識
わびさびの美意識というのは、変化していく事に美を感じることなんだと知りました。
物事が常に変化しています。
止まることなく姿形を変えていき、そこに儚さと虚しさがあり、でもその一瞬一瞬の姿に出会えたこの瞬間に奇跡的な運命を感じられていた。
それが昔の日本人ということでしょう。
現代の日本人も特に季節の変化を何かと楽しんでいたり、
自然の風景の変化を楽しんでいたりと昔からDNAに刻まれた感性なのかな~とも思いました。
今は小さな変化が本当に見えづらい時代になったのだと思います。
昨日と今日は違うし、さっきと今も違うし、そう思っているこの瞬間も・・・
秒とかじゃ表せないですね・・・
何かを思っている時にはすべて過去である。
諸行無常を楽しみましょう。
わび さび の意味
ダメージジーンズの例えがわかりやすかったです。
生産過程でのダメージや傷が わび
使用による色落ちや体に馴染むのが さび
そう思えば木材や木工品もわびさびが表れやすいでしょうね。
わび→余白の多い筆使い・割れた茶碗・不完全な物・完璧ではないこと・Imperfectを表現した言葉
そこから、個性や唯一無二の存在の面白さと捉えられる。
さび→時間と共に変化する色味や肌合い等、素材の無常を表現した言葉
そこから古さの中にある内から染み出る味わいや魅力、渋さとも捉えられる。