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「OH NO, OH YES!」な話
コロナで暇を持て余している。
シャバい春休みでダラけた若者から脱したくなったので、noteを始めてみた。これはもう立派な文筆活動ですね。同居している祖父母も、インテリぶる孫を見てさぞかし喜ぶことでしょう。
今回は、竹内まりやの名曲「OH NO, OH YES!」という曲について語りたい。てか語りたい気持ちが止まらない。なんならこの曲語りたくてnote始めたくらいですわ。
Youtubeの転載で大変恐縮なのですが、こちらが件の名曲でございます。
いかがでしょうか。
きっとアーバンな香りがお部屋に漂ったことかと思います。
僕はブックオフでCDを購入してからというもの、四六時中ヘビーローテーションしているので常時部屋がアーバンです。
窓からは見えるはずのない高層マンションが一望できます。
最早「聴く香水」ですわ。
僕はこのアーバン=都会的なサウンドに魅了されCDを購入するにまで至ったのだが、中古の草臥れた歌詞カードを読んで腰を抜かした。
「薬指のリングより人目忍ぶ恋選んだ」
「あなたの待つホテル、でも戸惑っている」
めちゃくちゃ不倫の歌やん、これ。
「いやいや、何を今更(笑)」と思われる方も多いでしょう。
しかし最近シティポップにハマり始め、オシャレなサウンド重視かつ歌詞など二の次にしていた僕にとっては衝撃的だったのだ。
というか、なんせ自分はまだ20代でケツの青い若者でありしかも男性。
こんな「オトナのオンナ」の世界なんて刺激的すぎて目眩起こしますわ。
初めてエロ本見た時の感情思い出しますわ。
僕は気になったものはとことん調べなきゃ気が済まない性分でして、早速ググった結果これは元々中森明菜への提供曲だったことを知った。へぇ〜。
大ファンという程ではないが、中森明菜は結構好きだ。
いつだったか突然Youtubeのオススメに出てきた「Desire」の映像を観た時は、かなりカルチャーショックを受けた。
着物で踊りながらパンチある楽曲を歌うアイドルなんて。
昭和という大昔に斬新さを感じる不思議。
そんな中森明菜verの「OH NO, OH YES!」がこちら(再び転載で失礼)。
なんだよこれ...色気が爆発してんじゃねぇか。
今にも消え入りそうな歌声が、前述の竹内まりやverとは全く雰囲気を異ならせている。なんていうか、まりやverより「不倫してる感」がエグい。
もし相手の奥さんにバレたら、身投げでもするんじゃねぇかってくらいの背徳感がある。
なんなら、背徳感ありすぎて憔悴しきってますやん。
「強い女に見えても~」って、いや見えないから!影がありまくりなのよ!
こんな思いしても辞められないモンなんすか、不倫って。不倫やば。
明菜姐さん、やっぱ俺みたいな若造にはまだ分かんねぇすわ。
とまぁ、思わず不倫そのものについて想いを馳せてしまうくらいに明菜verは濃厚な空気で満ち溢れていた。
さて、ここでもう一度竹内まりやverを聴いてみてほしい。
この不倫は本気じゃない、間違いない。
いや分かってる、もちろん背徳感はあるのよ。でもバレたらサクッと別れて後腐れなしみたいな感じがまりやverにはある。
現在進行形で苦しむ明菜verとは違って、こっちは既に先のステップを見据えている、どこかで割り切っている・・・。
どうですかこの分析。こう見えても僕、不倫したことないんすよ。
もちろん、あくまでこれは二人の歌い方の違いからくる「歌詞の」感じ方の違いです。どちらも素晴らしい曲であることに変わりはありません。
個人的にサウンド的には竹内まりやver(なんてったってアレンジが山下達郎ですから。最強オブ最強。)、歌全体の情感なら中森明菜verってとこでしょうか。あ、その日の気分で聞き分けるなんてどうでしょう。
明菜ver聴く時がどんな気分なのかは、たぶんオトナの世界ってやつ。
ちなみに2019年に発表されたTokimeki Recordsによるこちらのカバーもすんばらしいです。
あえてクールに歌い上げ、現代シティポップとしてのスタイリッシュさが強際立っている印象。ちょっと宇多田ヒカルっぽい。
・・・思いのほか長くなってしまった。
こんなけ文章書けりゃインテリぶってるんじゃなくてインテリだな。
たぶんおじいちゃんお小遣いくれるわ。
さて、明日はどの「OH NO, OH YES!」を聴こうか。