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【ご報告】仁道、ガーナでトゥクトゥク事業を始めます。

※English follows

トゥクトゥクとは、タクシーなどとして使用される三輪自動車です。

「事業」とは言っても、まずは一台からの小さなスタートです。

「森下仁道を支えてくださる方々に、どんな形であれ、少しでも幸せを還元すること」


僕が生きる意味の1つです。

サッカー選手としての挑戦を続けていく中で色々なご縁があり、特にアフリカでは様々な課題を抱える方々に巡り合ってきました。

その中に、トゥクトゥクのドライバーとして生計を立てる、ワイザーという名の24歳の青年がいます。
そんな彼は、僕が所属するEbusua Dwarfs FCの熱狂的なサポーターでもあります。

「ガーナ史上初の日本人選手が、オレの大好きなクラブを選んでくれて本当に嬉しいよ」
「オレが(勝手に)仁道の専属のドライバーとして、安全な交通手段を提供するから安心してくれ!」


僕が昨年3月にガーナに渡航して初めての練習に参加したときから、彼は毎日欠かさず練習場へ足を運んでくれました。
彼は僕のチップを受け取ろうともせず、半年間も無償で交通手段を提供し続けてくれました。


彼のおかげで日々ストレスなく移動することができ、彼を通してスタジアム外での現地サポーターとの交流が増えていきました。

そんな昨年末のある日、いつも陽気な彼が僕に初めて悩みを打ち明けてくれました。

「仁道、今まで秘密にしていたんだけどオレ、実はシングルファーザーなんだ。3歳の子供を養わないといけない状況で、今のトゥクトゥクオーナーが給料を滞納していて経済的に苦しいんだ。どうか助けてくれないか」


外国人はお金を持っていると認識されがちです。だから毎日のように、道端などで子供たちにお金をせびられるのですが、そのたびに曇った表情を浮かべてしまう僕を知っている彼は申し訳なさそうな顔をしていました。

「ワイザーのためなら、どうにかして力になりたい」


これが、僕が今回ガーナのケープコーストでワイザーとトゥクトゥク事業をスタートすることになったきっかけです。

Ebusua Dwarfs FCのホームタウンであり、ワイザーの出身地でもあるケープコーストは、ガーナ有数の観光地です。
僕のサポーターを始め、多くの外国人観光客にこの素晴らしい土地をより堪能してもらいたいー。そんな想いを彼は抱いており、将来トゥクトゥクの運用会社を立ち上げることを計画しているようです。

この度、僕の想いとワイザーのビジョンに共感してくださった、 root:Max(茨城県つくば市所在のパーソナルジム)代表の前原淳さんが、記念すべきトゥクトゥク第一号車の購入費用を支援してくださることになりました。(前原さん、改めまして、ありがとうございます)

応援してくださる国内外の方々と協力しながら、少しでも多くの方にお力添えできるよう、本事業を少しずつ拡大していきたいと考えています。

今回のトゥクトゥク事業への想いや今後の展望などについて、僕のYouTubeチャンネル「JinDo」でも発信しています。今回はワイザーも出演してくれました。
細々と続けてきたJinDoも、残り100人でチャンネル登録者1000人です。
ご視聴・ご登録いただけるととても励みになります。

動画本編👇
https://youtu.be/LaardkLVmQg

さて、ガーナでのシーズンも残り3ヶ月弱。
サッカー選手としての成長も止めることなく、泥臭く日々を噛み締めていきます。


I would like to announce that I have decided to start a pragya business in Cape Coast, Ghana. Pragya is a tricycle taxi also known as a tuk-tuk. 

An encounter with one passionate Ebusua Dwarfs FC supporter was what made me decide to start this business. His name is Wiser, a humble and hard-working 24 year old pragya driver. 

“I cannot be happier that the first Japanese footballer in Ghana Premier League has chosen to play for my team. I will escort you anywhere safely, Jindo.” As he had promised, for the past 9 months or so, he has kept providing me with free transportation, and thanks to him, I was able to travel freely within Cape Coast without any stress. Moreover, I have encountered many local supporters through him. 

One day, he came up to me with a serious expression and confessed that he is a single father with a three-year-old son. “My current pragya owner has been delaying payment of my salary, and things are financially tough.” I was shocked that despite all the struggles he had, he kept supporting me both inside and outside the stadium. This is the story behind our business. 

It might be only one pragya. However, every success starts from a small step.  I will keep on contributing to our local community by starting with supporting those who have been supporting me.

We would like to extend our gratitude to Mr. Kiyoshi from root:Max, a personal training gym in Tsukuba, for understanding our vision and supporting us with the first pragya. 
I promise to keep challenging myself on and off the pitch.

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